スパイダーマン

スパイダーマンの力を得た主人公ピーター・パーカーはその力を好き放題使う
ピーターの変化に気付いた養父は「大いなる力には責任が伴う」と諌めるが、
ピーターは聞く耳持たずに格闘イベントに参加する
ピーターは大金星を上げるが、興行主から難癖をつけられ賞金額を下げられてしまう
そこにいきなり強盗が押し入り、興行主から金を強奪する。
ピーターは取り押さえる事も出来たが興行主にムカついてたので、わざと見逃す

帰り道、人だかりが出来ていたので見てみると、養父が強盗に発砲され重症を負っていた
直ぐ様、スパイダーマンの能力で強盗を追跡し、捕まえる
養父に発砲したのは、先ほど見逃した強盗だった…

養父の葬式後、スパイダーマンの力を正義のためだけに使う事を固く誓うピーターであった

そんなエピソードの一つ

スパイダーマンとして活躍を始めたピーターであったが、ただの学生である彼は生活費に悩んでいた
そこで一計を案じ、自分の活躍している姿を写真に撮って新聞社に売り込む事にした
これは成功し、新聞社は彼の撮ったスパイダーマンの写真を高く買ってくれたのだが、
そこの編集長は大のスパイダーマン嫌いで、その写真を使って大々的なスパイダーマンバッシングを繰り広げてしまう

一連の報道によって、スパイダーマンは社会の敵である、という風潮が出来上がってしまったが、
犯罪ではないためスパイダーマンにはどうすることも出来なかった
そして裕福ではなく、また自分を育ててくれた養母に楽をさせてあげたいピーターは、
自分をバッシングする材料になると知りながら、その後も出版社に写真を売り続けたのだった

何度も何度も何度も新聞社リストラされたり、
嫁さんの収入の方が多くて肩身の狭い思いをしたり、パパラッチまがいのことして友人に説教されたり
件のスパイディ嫌いの編集長を庇って合成写真作った（スパイディとして無実を知ってたから）けど
その編集長に偽物だとバレて業界から干されたり
ファンタスティックフォーの助っ人してみたら無給だと知って愕然としたり、
女優干されてた時期の彼女に浮気されたり、コメディアンになろうとして失敗したり
借金かさみまくってカード会社の請求書を見て奥さんと泣きながら抱き合ったり、
正体に懸賞金掛けられて欲にかられた警察に本気で追われたり
風邪ひいた状態で戦闘したらボコボコにされてマスク剥がされたけど
「へなちょこがヒーローごっこかよｗｗ」と馬鹿にされたせいで公表されずにすんだり
素顔をマスコミに晒されたけど殴られすぎて顔が腫れたせいで
ピーターだと判別できなかったせいで奇跡的に正体がバレなかったり
ヒーローなのに宿敵にさらわれた恋人が殺されるのを防ぎきれなかったり、
尋問するはずのテレパシー使いに涙を流して同情されたり
正体バラしてないから政府組織のアベンジャーズに所属したときも
「正体不明の奴に金払えるわけないじゃん」と給料もらえなかったり
全ての望みを叶えられた偽りの世界で真実に気付いた時は
犯人を殺す（普段は殺さず捕獲する）とまで決意するまでに追いつめられたり
あんまりしんどいから私生活を優先してみたら大規模テロが発生して大量殺戮が起きて
「なんで助けに来てくれなかったんだよ！」と一般市民に罵倒されたり
スパイディの格好のまま高層ビルの屋上にたたずんで「俺はどうすればいいんだよ…」と頭を抱えて嘆いたりetcetc…

１作目、グリーンゴブリン(ピーターの親友の父親で、ピーターにも目をかけてくれた恩人)
２作目、オクトバス(ピーターが尊敬する教授)
３作目、グリーンゴブリンJr(ピーターの親友)
サンドマン(ピーターの伯父の仇) ベノム(宇宙生物、ピーターの悪意を増幅・吸収)

すべてがピーターと関係ある者ばかりで
倒しても悔恨が残るのがわかりきっているのが辛い