ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その131 » 満月が見ていた(大橋薫)

674 名前:本当にあった怖い名無し :2012/06/26(火) 22:54:52.57
絵柄的に楠圭だかの短編。割と脳内補完してます。

舞台は女子高。
主人公、とても女の子らしい乙女(以下乙女)、不良だけど優しいギャル(以下ギャル)
そして誰にでも可愛がられる妹キャラ(以下妹)、彼女らは仲良し4人組。
何をするにもどこへ行くにも4人一緒だった。
妹は鍵付きの日記を付けていた。学校にも日記を持ってきては、書き付けていた。
でも妹は、親友の3人にも日記の中身は決して見せなかった。

主人公には同じ高校に通う実の妹がいた。
明朗快活な主人公とは違い、地味で大人しそうな実妹。
校内ですれ違っても、姉を避けているように見える実妹。
仲間から「あまり姉妹仲良くないの?」と聞かれるが、主人公は「色々あってね…」と返す。
実際仲が悪いので、主人公は妹を実妹以上に妹のように思ってた(ややこいな)

ある日、主人公は学校の近くに廃墟になった古い洋館を見つける。
主人公は3人に、探検に行こうと持ちかける。勿論全員大賛成。
廃墟は誰も住まなくなって何十年も経っているような、ボロボロの洋館だった。
お菓子なんかを持ち込んで、だべる4人だったが、主人公はある提案をする。
自分達はこれからもずっと親友でいたい、今日はその誓いを立てたい。
立てるには、生きてきた中で自分のやった一番悪いことを告白しないか、というもの。
他の3人は驚くも、それぞれ告白することにする。


676 名前:本当にあった怖い名無し :2012/06/26(火) 22:55:41.83
主人公の悪事は、実妹を殺しかけたこと。
実妹はどんくさかった。主人公の持ち物を勝手に持ち出しては、わざとでなく壊して返すと言うことが多々あった。
活発な主人公と正反対で、引っ込み思案加えてどんくさい実妹に、主人公は小さな頃からイライラしていた。
ある日、主人公は母親から綺麗な懐中時計を貰う。主人公は時計を気に入った。
学校にも持っていき、親友達に見せびらかせた。時計は主人公の宝物になった。
が、ある日時計がめちゃくちゃに壊れているのに気付く。
壊したのは実妹だと、主人公は信じて疑わなかった。
実妹は必死で否定するが、主人公は謝らない実妹が許せなかった。
謝れと脅すつもりで熱湯を持ち出すが、誤って実妹に熱湯を浴びせてしまう。
実妹は跡の残る大火傷を負った。
そこから、実妹の主人公に対する態度は一変した。
露骨に主人公を避けるようになり、会話も全くしなくなった。
きっと実妹は主人公に殺される、と日々怯えているのだという。

続いて乙女の告白。
乙女には別クラスに彼氏がいたが、突然別れを告げられる。
別に好きな子が出来たというが、それが誰なのか乙女には教えてくれない。
彼氏はその子に、乙女が貰うはずだったおそろいのペアリングを渡したと言う。
乙女は新しい彼女をどうにかして探そうと、血眼になり
とうとう「彼氏にペアリングを買ってもらった☆」と吹聴している女子生徒を探し出す。
彼女が憎くてたまらない乙女は、彼女を殺すつもりで襲い掛かり、指を切断する大怪我を追う。
彼女が通り魔に遭った、と校内では大騒ぎになるが、実は犯人は乙女だったのだった。
しかし後日、彼女が付き合っていたのは元彼ではなく、違う男子だと発覚する。
相手に殺意を抱くくらい元彼を愛していたが、とんでもないことをしてしまったと泣く乙女。


677 名前:本当にあった怖い名無し :2012/06/26(火) 22:56:27.86
ギャルはギャルで、いい奴なんだけどやはり不良だった。
犯罪に値することも何回か犯しているが、主人公達に出会ってからは改心したつもりだったが
自分に注意ばかりする教師に仕返しするつもりで、教師のカバンを職員室から盗み出し、隠してやろうとした。
中身をチェックしていたら、中には何と大金の入った封筒が。
クラスから集めた遠足費用か何かで、慌てたギャルはこっそりカバンを返そうとするが
運悪く教師に見つかる。カバンの中は、金の入った封筒だけがなくなっていたのだった。
万引きの前科もあるギャル、無実を訴えても教師どころか親すらも信じてくれなかった。
盗ってなんかいないのに、教師に親と一緒に土下座をさせられ
停学処分を受けることになった。
先日に長いこと休んだ理由はそれだ、と涙ながらに告白するギャル。

そしていよいよ妹の番になる。
話し終えた3人から告白しろ、と言われても
自分は今まで何も悪いことなんかしていない、話すことはないと妹は言う。
自分達は後ろ髪引かれる思いで告白したのに、と愕然とする3人。
そんな妹を、主人公は「本当に?本当に何もないの?」と強く問い詰める。
尋常じゃない親友の態度に、うろたえる妹。


678 名前:忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2012/06/26(火) 22:57:30.38
告白大会は主人公の立てた計画だった。
ある日、主人公は妹のつけている日記の鍵が開いているのを発見
妹がいない隙にチラ見してからかってやろう、と軽い気持ちで日記を見てしまった。
それを見て主人公は驚愕した。
主人公の時計が欲しくて、嫉妬心にかられて時計を壊したこと
乙女の彼氏に色目を使って彼氏を奪ったこと
ギャルが隠し持ってたカバンから大金入りの封筒を盗んだこと
日記には全てが書かれていたのだ。

誰かが私に罪を着せようとしてるんだ!私はそんなことは知らない!と叫ぶ妹。
でも日記には、ちゃんと妹の筆跡。
主人公たちは妹を信じていたかった。
罪を認めて、一言でも謝罪してくれれば許そうと思っていた。
本当のことを言ってほしい、自分がやったと言って欲しい、と3人が頼んでも妹は謝らなかった。
自分は悪いことはしていない、自分の好きなことをやっただけだ!と激昂する妹。
「私達親友でしょ!?」と訴える主人公達に「私を認めないお前らなんか友達じゃない!」と妹が叫んだ瞬間
妹は腐った床を踏み抜き、階下へ落下。主人公達が駆けつけると、既に妹は息絶えていた。

主人公達は、妹の死体を廃墟の庭に埋めた。
誰の告白より、今までの何よりも恐ろしいことをしてしまった―。

初めて書き込むが、まとめるって難しいねorz


684 名前:本当にあった怖い名無し :2012/06/27(水) 00:55:42.49
>674

ある意味当たってるw作者は楠桂の双子の姉の大橋薫ですな
昔はこの二人絵柄が本当にそっくりでさすが双子って思った
今はだいぶ違って来たけど、個人的に大橋薫のほうの絵が好きw

 

伝説のサスペンス&ホラー ベスト・オブ・恐怖傑作選 骨の章 (KCデラックス)
伝説のサスペンス&ホラー ベスト・オブ・恐怖傑作選
骨の章 (KCデラックス)


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...