ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その132 » ブラック・ジャック/第235話「されどいつわりの日々」(手塚治虫)

787 名前:本当にあった怖い名無し :2012/08/08(水) 01:19:06.68
思い出した。BJでの後味の悪い話。
同じく手元にないのでかなり脳内補完してるが許してくれ。

ある日BJの元に中年と若いの、女2人がやって来る。
中年の方は芸能事務所の社長で、若い方は無名の新人女優だった。
社長はこの新人女優を、とある顔に整形してほしいという。
その顔とは、同じ事務所の看板であるトップアイドルの顔。
アイドルは交通事故に遭い、不治の全身不随を告げられてしまった
しかし主演映画の撮影も、コンサートツアーも控えているので休ませる訳にはいかない
だが事情が事情なので、元々顔立ちの似たこの新人女優にアイドルの話し方・歌い方・仕草などを全部教え込み
替え玉にしようと考えている、と社長は言う。
BJは依頼を引き受けるが、いざ新人にカウンセリングを行ってみると
金を詰まれて承諾したものの、やはり替え玉人生なんて嫌でたまらない、
顔を変えて他人になりすますのは恐ろしいと怯えている様子。

BJは新人を逃がしてやり、入院しているアイドルに接触することに成功する。
アイドルの担当医曰く、どう手を打ってももう体を動かすことは出来ないとのこと。
しかし芸能事務所たっての願いで手術を引き受け、その結果手術は成功。
動くはずの腕が動かない等、リハビリに手こずったりしたのだが、BJの荒療治でアイドルはものの見事に完治。
歓喜する芸能事務所関係者に連れられ、めでたくアイドルは退院、控えていたコンサートツアーに臨む。
…が、翌日アイドルが死んだというニュースが流れる。
アイドルの死因は車ごと崖から落下した事故死かと思われたが、車から遺書が見つかり自殺と断定された。
遺書にはこんなことが書かれていた。
スケジュールが目一杯詰まっていて束縛されている、休みたいけれど休めない
前の交通事故も自分で起こしたものだった、自分は本当は死にたくてたまらないのに助かってしまった―

リハビリが上手くいかなかったのも、彼女が死にたいと思い続けていたせいだった。

BJは何のために彼女を助けたのか、とひたすらむせび泣く。


790 名前:本当にあった怖い名無し :2012/08/08(水) 01:44:19.53
>>787
>リハビリが上手くいかなかったのも、彼女が死にたいと思い続けていたせいだった。
全身不随の原因が、交通事故ではなくアイドルの思い込みからくる精神的なものだったんだよね

 

ブラック・ジャック (22) (少年チャンピオン・コミックス)
ブラック・ジャック (22)
(少年チャンピオン・コミックス)


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...