ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その132 » 砂ぼうず(うすね正俊)

984 名前:本当にあった怖い名無し :2012/08/15(水) 21:02:33.69
漫画「砂ぼうず」の1エピソード
戦争によって文明が崩壊し砂漠化した荒廃世界
宅配から殺人まで何でも引き受ける便利屋・砂ぼうずは、
弟子の小砂を引き連れて、その日も仕事で砂漠を渡り歩いていた
ふと見ると、砂漠の真ん中で幼い姉妹が飢えと渇きで死にかけている
師に比べれば良心的な小砂が姉妹を救助しようとするが、砂ぼうずは「足手まといになる」と言って小砂を制する

その後、仕事を終えた砂ぼうずはワザワザ遠回りしてまで姉妹が居た場所へと向かう
「やっぱり師匠もあの子達が気になっていたんですね」と師を見直す小砂を、
砂ぼうずは「奴隷として売るため」と言ってドン引きさせる
師弟は完全に行き倒れている姉妹を発見するが、姉妹と共に一人の青年も行き倒れていた

砂ぼうずは青年・勝(男前)と姉妹に水を分け与えて介抱する
勝は純粋な善意で姉妹を助けようとし、道連れで行き倒れになってしまっていた
利己主義である砂ぼうずは勝の前時代的でお人よしな性格に嫌悪感を抱く

勝は砂ぼうずが姉妹を奴隷として売り飛ばそうとしていることを知り、「姉妹の代わりに自分が奴隷になる」と申し出る
砂ぼうずは勝の申し出を承諾し、姉妹を開放する


985 名前:本当にあった怖い名無し :2012/08/15(水) 21:04:41.58
砂ぼうずは勝を引き連れて奴隷市場へとやって来るが、
欲の皮が突っ張っている砂ぼうずは勝を高値で売り飛ばそうとしたため、中々商談が纏まらない

そうこうしているうちに、あの姉妹が人攫いらしき大勢の男達に追いかけられているのを発見する
勝は砂ぼうずの制止を振り払って姉妹を助けに行き、大勢の男達をあっという間に倒してしまう

しかし、勝が倒した男達の正体は人攫いではなく村の青年団であり、
盗みを働いた姉妹を捕らえようとしていただけだったのである
勝と勝の所有者である砂ぼうずは暴行の罪で村の自警団に捕らえられ、
姉妹の共犯者の疑いをかけられて数日間激しい尋問を受けることとなる
あの姉妹は一部では有名な「同情泥棒」という犯罪者で、砂漠で人を騙しては身包みを剥いで逃げているらしかった
過酷な環境である砂漠で装備一式を失うことは死活問題であり、
小砂は「姉妹が居たあの砂漠地帯では行き倒れの死体が多かった」ということを思い出す

誤解が解けて開放される頃には砂ぼうずの精神はボロボロになっており、「総てお前のせいだ」と勝に言う
勝はそれに「欲深いお前の自業自得」と返す
これに切れた砂ぼうずは、勝を破格の安さで男色家に売り飛ばす
そんな師を見た小砂は「何を食べたらこんなに性格が悪くなるのか」と考える

帰り道、砂ぼうずと小砂は砂漠の真ん中で再びあの姉妹を目撃する
小砂は「捕まえましょう」と意気込むが、砂ぼうずはそれを制す
「今の時代では、あいつらの生き方の方が正しい」

“砂漠とは弱肉強食の世界であり、勝った者が正義で負けた者が悪なのである”


988 名前:本当にあった怖い名無し :2012/08/15(水) 21:45:12.11
終わりの場面で砂ぼうずは、何で姉妹をとっ捕まえて自警団に恩を売るとか
売り飛ばして金にするとかしないんだろう?
最後に発した言葉に沿うなら、むしろそういう行動をするべきだと思うが

990 名前:本当にあった怖い名無し :2012/08/15(水) 22:59:21.30
砂坊主は微妙にエロかったな

996 名前:本当にあった怖い名無し :2012/08/16(木) 09:45:47.46
>>988
弱肉強食の世界において、姉妹は狩る側の肉食だからじゃないかな
砂ぼうずは初めは姉妹のことを狩られる側の草食だと認識していたけど、
最終的に自分と同じ肉食だって分かったからシンパシーを感じたとか

 

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