マッハ!弐

324 名前:1/3 :2012/08/27(月) 20:15:52.41
「CGを使いません スタントマンを使いません ワイヤーアクションを使いません 最強の格闘技ムエタイを使います」
のキャッチコピーで有名(?)なタイの傑作アクション映画「マッハ!!!!!!」の第2弾、「マッハ!弍」が
まさかの後味悪い映画だった。(ちなみに、ストーリーのつながりはない。)

主人公ティンは、とある王族の末裔。家臣がクーデターを起こし、両親を殺され、自身も国を追われてしまう。
山の中で倒れていたところを奴隷商人に捕まり、
見世物としてワニと戦わされていたところを武装集団「ガルーダの翼峰」に助けられる。
ティンは、「ガルーダの翼峰」の中で様々な武術を習い、頭角を表す。
首領からは実の息子のように気に入られ、ついには、次期首領の候補となった。

そんなある日、首領はティンに言う。
「お前にはやり残したことがあるようだな。それが心の迷いとなっている。
その迷いを晴らさぬ限り、お前を首領にするわけにはいかぬ」
ティンは、両親の仇をとることを決意。
新王になった裏切り者の家臣を倒すべく、仮面をつけた踊り子として城に潜入。
ダンスを披露している途中で、舞台から飛び降り、新王に接近
「これが父のぶん! これが母のぶんだ!」と短刀で斬りつける。
王が倒れるのを確認し、兵士達の包囲をかいくぐり、城から脱走する。


325 名前:2/3 :2012/08/27(月) 20:17:25.46
仇討ちは成功したかに思えた。
が、しかし「ガルーダの翼峰」の集落に帰ると仲間達の姿がない。
その代わりに、次々と刺客が襲ってきた(皆、微妙に間違ったニンジャ、サムライ、虚無僧などw)
なんとか全ての敵を倒すと、殺したはずの新王とその軍勢が出現。
驚くティンに、新王は
「我が肉体を、貴様の汚れた刃で殺せるものか!」
とマントを脱ぐ。その下にはヨロイを装備していた。
(斬りつけていて、気がつかなかったのか?)

さらに、軍勢の中から出てきたのは、ティンが父のように慕う首領だった。
「王よ。約束どおり、ティンを殺せば捕らえた仲間たちは解放していただけますな?」
そしてティンには
「お前が、あの薄汚い王族の末裔だったとはな! そうと知っていれば助けなかったものを!」
と言い放ち、刀を構える。
その姿は、その昔、ティンの両親を殺した刺客と同じものだった。  
ショックを受けるティン。


326 名前:3/3 :2012/08/27(月) 20:20:07.30
苦戦しながらも、なんとか首領を倒したティンだったが、力尽きて倒れてしまう。
そのティンを見下ろし、王は叫ぶ。
「連れて行け! この者を楽に死なせることは許さぬ! 死ぬまでありとあらゆる苦痛を与え続けるのだ!」

そして、ここで突然ナレーション。
「悪しきカルマの因縁により、ティンは倒れた。しかし、いずれ心正しき者が表れれば、カルマを断ち切れるかもしれない―――!」
で、唐突に終わる。 

元もと、ストーリーは期待していなかったけど、この終わり方はないよなー。
でも仏教国としてはアリなんだろうか……? 復讐はダメってこと……? と色々思ってしまった。
あと、スレチだから敢えて書かなかったけど、アクションはガチで凄い。
(ゾウの背中の上で戦ったりとか。(そして全く気にする素振りのないゾウw)


328 名前:本当にあった怖い名無し :2012/08/27(月) 20:48:54.84
読み終わって、思わず咳き込んでしまった・・・

映画はどうあれ娯楽であって、大多数の人間の心を掴むのが
一番大事な訳だけど、このストーリーがそうだと判断したのか

文化が違うなぁ・・・


329 名前:本当にあった怖い名無し :2012/08/27(月) 21:16:29.60
悪しきカルマの因縁ってことは主人公の両親は宜しくない王だったんだろうか

334 名前:本当にあった怖い名無し :2012/08/28(火) 02:42:07.69
≫329
>悪しきカルマの因縁ってことは主人公の両親は宜しくない王だったんだろうか

ティンと新王の前世からの因縁のことらしいよ。
「マッハ!参」に出てきた坊さんが言ってた。
ウン、実は続編があって、ティンは助かっちゃうんだ。
1と2はつながり無かったのにね。3は2の続編だったのさ。
ちなみに「いずれ心正しき者が表れれば、カルマを断ち切れるかもしれない―――」の部分は、
「この映画を支援してくれる人がたくさんいたら、続編作れますよー。主人公、助かるかもしれませんよー」
っていう、制作者からのメッセージw

 

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