ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その135 » 鎌田幸美のバブル期のレディコミ短編

484 名前:1/2 :2012/11/20(火) 15:46:53.82
鎌田幸美のバブル期のレディコミ短編。タイトル失念。

主人公A子は富豪令嬢。
母は病気で、今は封印されている離れに隔離され一人寂しく死んだ、と聞かされている。
A子は父の後妻(今で言う美魔女)に反発している。
後妻は、新婚旅行の土産にブランド物を与えただけで、メイドたちをとっくに手懐けている。
後妻は油彩画とダンスが趣味だ。
男性ヌードモデルとダンス教師は事あるごとにA子にセクハラするのだが、
清楚な処女であるはずのA子は不思議な感情が芽生えて、父に報告できない。

後妻はA子父に、A子がモデルやダンス教師に近づきすぎるようだ、まさか亡くなられたお母様の遺伝が…と告げ口する。
(ここで、A子母の病気は医者も匙を投げるニンフォマニアで、例の離れで淫乱の限りを尽くして死んだ、という後出しがある)
A子父は、A子は大事な跡取り娘として厳格に育てた、後妻の考えすぎだ、と全否定。
後妻は、愛するあなたの大事な娘だから心配なの…と、しおらしいふりをする。


485 名前:2/2 :2012/11/20(火) 15:48:26.49
後妻は絵もダンスもやめた。
夫の留守に男の人を屋敷に入れるのが憚られる、という理由で。
A子は嫌いなはずの後妻に付きまとうようになった。
ある日後妻は、庭木の枝が伸びたので庭師を呼ぶことにする。
「庭師って、男の人?」
そうよ、女には無理ですもの。逞しい男でないと。
「そう…逞しい…男…」
(A子が半分狂っている事が読者にはわかる描き方)

庭師は粗野な大男だった。
処女のA子は庭師を誘惑し、レイプされて発狂する。
A子の悲鳴を聞きながす後妻。
「あなたは自分が処女だっていう意味をわかってないのよ」

私が庭師を呼んだせいで、と泣きながら詫びる後妻を、A子父は慰める。
「あんたのせいではない、あれは化け物だ、母親と同じ化け物になってしまった」

A子が幽閉された離れを眺める後妻のモノローグが後味悪い。
…安心なさい、私があなたにふさわしい男を次々と送り込んであげるわ。
…私は失意のあの人を慰め、あなたの代わりに全てを受け継ぐ子を産んであげるわ。
…あの人の子とは限らないけれどね。


後味悪い
(後味悪ければクリック)
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