ホーム » 小説 » 小説/さ行 » 少年と犬(ハーラン・エリスン)

388本当にあった怖い名無し:2012/12/26(水) 00:42:56.95
「少年と犬」という短編SF

舞台は「北斗の拳」の世紀末的な感じ。大きい戦争の後、人類の文化レベルが何段階か退行した世界。
この世界では兵器として犬の品種改良が進んでいて、
人間とテレパシーで意思疎通ができるようになってたり、普通の犬よりずっと長寿で生命力も強い。
そんな世界で主人公の少年は犬と一緒に暮らしている。
だが立場的には対等。というか、文字の読み書きを少年に教えたのも犬。
戦争の生き残りなので経験も豊富で、犬相手に頭が上がらない感じ。
ある日、映画館で(この世界では映画は最高の娯楽)少年は一人の少女が男装して紛れ込んでいるのを見つける。
上のような治安もへったくれも無い環境なので、若い女が一人でうろついているなんてあり得ない。
実は、少年達が暮らしている地上とは別に、戦争が始まった時点で富裕層が地下へ潜って生活の場を移していた。
本来、地上と地下はまったくの没交渉なのだが、たまに好奇心から地上へ抜け出してくる奴らがいる。
そう言う連中はいわゆる「カモ」扱いであり、当然のように少年も少女を犯そうとする。

犬の助けを借りて追跡し、人気のないところでレイプ……しようとするが、
そこはチンピラグループの縄張りだった。
気がつけば囲まれてて、捕まればどんな目に合わされるか解ったもんじゃない。
少女を匿って、少年と犬は廃墟に立てこもり抵抗。
最終的にはチンピラが建物に火を放つが、ボイラー室に隠れてどうにかやり過ごす。
その後、少女は結局レイプされるが、元々「恋に恋する娘」であり
セックスの楽しみを知って最終的には少年に行為をせがむように。
少年は少年で女は「犯して性欲処理するもの」であって「愛のあるセックス」というものを知らない。
知らないが少女とのセックスは「悪くない」程度には思っており、
少女の「愛してる」という言葉に応じて「一緒に暮らそう」という返事をしてしまう。
実際のところ、少女は世紀末世界では銃もろくに撃てず、
何の役にも立たないお荷物だし、食い扶持を確保するだけでも一苦労。
犬は現実的にその当たりを気にしているが、少年は「なんとかなるさ」と少女に溺れていく。


389本当にあった怖い名無し:2012/12/26(水) 00:47:19.31
しかし、隙を突かれて少女は少年を殴りつけ逃走。
少年は意識を取り戻すと逆上し、残されていた

390 本当にあった怖い名無し:2012/12/26(水) 00:50:07.86
地上に戻ってみると、犬はチンピラ集団の襲撃を受け、酷い怪我を負っていた。
何か食べ物があれば、兵器としての回復能力でなんとかなるだろうが、
このままでは死んでしまう。探しに行っている時間はない。
後ろでは少女が「そんな犬なんかほっといて、私を愛してるんでしょ!?」
「もうあの町には戻れない! 責任取ってよ!」と急かしてくる……

場面が変わって、少年と犬が休息している。少女は居ない。
犬はたらふく【食事】をし、危機は脱した状態。
少年は疲れた顔ながらも回復を喜び、残った【食料】を袋に詰めて、犬と共にその場を去る。

いわゆるお嬢様育ちの恋に恋する娘と、知能が高くて自分よりも経験豊かな犬。
確実に後者を選んだ方が世紀末世界では生存率は高いだろうけど・・・・・・
なんだかなぁ、と思いました。


417 本当にあった怖い名無し:2012/12/26(水) 21:22:34.20
>>388
面白そうと思って検索したら映画もあるんだね
個人的にはラストでスイーツのために犬を見捨てたって話だったら後味悪かった
打算とはいえ犬の方を取ったのでちょっとスッキリ

420 本当にあった怖い名無し:2012/12/26(水) 22:08:10.92
>>388
めちゃくちゃ面白そうなんでDVD買ったよ(カルトムービーコレクションが安かった)
このスレって話をうまくまとめて面白く書く人が多くて大好き。

 

世界の中心で愛を叫んだけもの (ハヤカワ文庫SF)
世界の中心で愛を叫んだけもの
(ハヤカワ文庫SF)
少年と犬 [DVD](映画)
少年と犬 [DVD](映画)


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...