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6371/2:2013/01/06(日) 16:23:06.96
ロバート・ブロック「強い刺激」

美人だが頭の弱いDQN女A。
DQN大学生Bにお持ち帰りされてから、ずっと同棲している。というかヒモにしている。
BたちDQNサークルの連中は、誰かの奢りで酒を飲んだり芸術家を気取ったり、
時には東洋哲学や人間の実存について真面目くさって議論する。
頭の弱さを自覚しているAには、それがたまらなく魅力的なのだ。

ある日、金がない云々と言うBにAは、
あっし援交はもう卒業したもん、だって苦労ばっかで実入り少ないんだよ、と言う。
Bは笑いながら美人局(というかやらずぶったくり)を勧める。
ターゲットはDQNサークルのまわりをうろうろしているインテリC。
Cは大学の元助教授だが、俺らリア充に憧れて喜んでATMになってる馬鹿、
馬鹿でドMだからAに話しかけられたら舞い上がる、と語るB。
頭が弱いのでドMという言葉を知らないAに、Bは丁寧に教えてやった。

Cは礼儀正しかった。
下ネタを言うでもなく、触るでもなく、
二人で静かなところに行こう、と鼻息を荒くするでもなく。
Aのねだる金額は少しずつ増えていった。
就職の面接があるから質入れした服を出したい。
アパートの家賃が少し足りない。
「友だちのBくん」の車の修理代をカンパしてあげたい。


6382/2:2013/01/06(日) 16:24:03.13
Cはとうとう、「あなたのBさん」に金を出すのはもう御免です、と言って去った。
しかし相変わらず電話してくるので、BはAに
Bがサンフランシスコでバンドをやるので一緒に行く。もう会えない。と言わせる。
Bの目論み通り、Cは記念に贈り物をする、と言ってきた。

A宛の小包には、大粒のダイヤをちりばめたブレスレットが入っていた。
値段を調べてから質入れして二人でトンズラしようとしたBは、高級宝飾店で捕まった。
ブレスレットはCが万引きした物だ、と知ったA
(荷物を積んだ車を近くに停めて様子を見ていた)は逃げ帰った。

アパートを訪れたCに、Aはドヤ顔でブラウスのボタンを外した。
「邪魔者なしであっしとヤりたかったんでしょww」

「いいから汚いもんしまえ」
目を丸くするA。
「誤解しないでください、僕はそんな事は考えてませんから」
「Bは二年は食らい込みますよ。僕とあなた方DQNと、世間はどちらを信用すると思いますか?」
「僕がドMですって?とんでもない、僕はドSなんですよ。セックスなんて生ぬるい」
どえすって何、と訊こうとした頭の弱いAを、Cは押し倒してナイフを振るった。完。


640 本当にあった怖い名無し:2013/01/06(日) 17:17:18.15
AだのBだのCだの分かりにくいわ
それとCはGJでパッピーエンドしてるぞ

 

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