ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その137 » 蚕の死骸

166本当にあった怖い名無し:2013/01/22(火) 20:16:45.96
蚕話が続くけど、思い出したのでカキコ
たしか中国だかの昔話だったと思うが、
ラジオで流れてるのをチラ聞きしてただけなので結構あやふやですまん

ある村に、養蚕を営む男がいた
その年は大変な飢饉で、もちろん蚕の餌になる桑の葉も採れなくなってしまった
男は泣く泣く蚕を処分し、庭の隅に穴を掘って蚕の死骸を埋めた

そんなある日、都で殺人事件が起こる
被害者の死体からは腕が切り取られて持ち去られていた
経緯は忘れたが、なぜか男が容疑者とされており、男の家に役人が訪ねてくる
身に覚えのない男は、「何かの間違いだ、気のすむまで調べろ」
と役人を家に上げ、家中を調べさせた
すると、一人の役人が庭の隅に土を掘り返した跡があるのを見つける
怪しく思って掘り返してみると、そこから出てきたのはなんと人間の腕
しかも、その腕と被害者の傷とがぴたりと一致したではないか
これが決定的な証拠となり、必死の弁解も空しく男は打ち首にされてしまった

これにて一件落着…かと思われたが、そういえば被害者の身元が不明のままであった
誰も顔を知らないし、この辺で行方が分からなくなっている人もいない
そこでもう一度遺体を確認することになり、被せてあったムシロをめくると
そこに死体はなく、かわりに無数の蚕の死骸が散らばっていた…

蚕ひどくね?


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