ホーム » 小説 » 小説/さ行 » しあわせのわけまえ(浅川純)

866本当にあった怖い名無し:2013/02/14(木) 12:09:47.08
主人公は、小学校の息子の自殺をきっかけに事なかれ主義の夫に嫌気がさす。
(息子は同い年の子に乱暴ばかりしていて、主人公が泣きながら叱ったところ飛び降り自殺した)
自宅に来た保険勧誘員を見て、夫とこの勧誘員をくっつけ、
自分は離婚「される」側に回ろうと思いつく主人公。
この時点で主人公は既にバツイチ娘持ちの男と関係を持っている。

主人公は次に勧誘員が来た際、勧められるまま保険コースに加入し、
ついでに夫をどう思ってるかそれとなく聞く。
何度か仕事で夫に会ったという勧誘員の話の中に、夫への恋慕を感じ取った主人公は、
彼らをくっつけるため二人に秘密であれこれ画策する。
果たして夫は出張が増え、更に浮気をほのめかすものも見つけてホクホクの主人公。
けれどある時を境に浮気の兆候がぱったり止む。失敗したかと主人公は肩を落とす。


867本当にあった怖い名無し:2013/02/14(木) 12:17:07.01
そんな時、警察から夫が死んだとの連絡が。
職場の飲み会の後、酔っぱらって線路に落ちたらしく、目撃者も多数いた。

事故として片付けられ主人公は呆然としながらも葬儀をこなす。
ひと段落ついた頃あの勧誘員が訪ねてくる。
そこで勧誘員は、自分が主人公の夫と浮気していたこと、
その後夫が良心の呵責に耐えられず別れを切り出したこと、
腹が立って夫に
「息子さんの自殺は貴方のせいだ。根が荒っぽかった息子さんは
 優しすぎる貴方を見るたび、乱暴者の自分にきっと苦悩してた」
と言ってしまったこと、その後すぐ夫から自殺したい旨を電話で告げられ、
手紙を書き残したあと奥さんに保険金を残すため事故を装って死ぬよう
助言したことを主人公に話す。手紙は勧誘員が預かっていた。


868 本当にあった怖い名無し:2013/02/14(木) 12:29:25.08
自殺教唆だと憤る主人公だが、自殺だと保険金がおりないと言われ押し黙る。
自殺だと口外しないから頼みがある。
あのバツイチ男と結婚してほしい、そうすれば彼は娘を手放してくれるだろう、と勧誘員。
実はバツイチ男は勧誘員の元旦那だった。元旦那と主人公が出来てることを知り、
夫婦を別れさせて元旦那とくっつけてしまおうと勧誘員の方から主人公夫婦に近づいたのだった。
保険金は山分けだ、あとは男と娘と、お互いしあわせになりましょうと主人公が頷く。
勧誘員も「しあわせのわけまえですもの」と美しく微笑んだ。

869 本当にあった怖い名無し:2013/02/14(木) 12:35:21.14
浅川純の「しあわせのわけまえ」て短編なんだが、勧誘員が災害特約つけさせたのは偶然か?
その頃から自殺させる気マンマンだったんじゃないか?とか、
確かに頼りないけどここまで追い打ちかけられる夫カワイソス・・・とか女コエーとか、
ともかく読後感の良くない話でした。面白かったんだけどね。

870 本当にあった怖い名無し:2013/02/14(木) 18:00:20.23
タイトルが平仮名ってところが布石というかあれなのかな

 

しあわせのわけまえ (講談社文庫)
しあわせのわけまえ (講談社文庫)


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