悪魔の迷宮

682本当にあった怖い名無し:2013/05/17(金) 06:29:23.65
最近やったフリーエロゲの「悪魔の迷宮」が凄まじい鬱ゲーだったからここに書くわ

このゲームの内容は「普通の小さな女の子が怪物のいる迷宮から脱出する」というホラーもので
コンセプトは「非力な幼女が理不尽に酷い目に合うのを観察する」という悪趣味さがテーマになってる
タイトルにもある「悪魔」とはゲームプレイヤー自身のことでタイトル画面で始めるを押すといきなり
「あなたは少女を悪夢へ突き落としました」という文が出てきていきなり罪悪感がすごい

主人公のしおんは幼い女の子で目を覚ますといきなり薄暗い迷宮にいる
さっきまで普通に暮らしていて、普通に自分の家で両親といてベッドで眠って
そして起きたらそこは迷宮でわけもわからず両親を求めて迷宮を脱出しようとする
行く先々で選択肢を間違えると魔物や虫に襲われてバッドエンドになる


683本当にあった怖い名無し:2013/05/17(金) 06:39:54.17
しおんはどこまでも続く暗い道を歩きながら昔母に読んでもらった絵本の内容を思い出す
それはある女の子が目を覚ますとそこは何もない月の上でその子は両親を求めてさまようけど
何年立っても誰にも会えず最後は両親の顔も思い出せなくなり一人で死んでいくというもの
しおんはそこで自分も両親の顔がどうしても思い出せないことに気づいて焦る

迷宮を進んでいく先でとうとうある部屋にたどりつくが
そこは自分のクローンがたくさんいる部屋で、実はしおんもそのクローンのうちの一人で、
悪魔が楽しむためにクローンを作って何度も同じことを繰り返させていた
しかししおんは最初に連れて来られたオリジナルの女の子の微かな両親の記憶を覚えていて
両親は存在するという記憶を希望に、クローン達の助けにより抜け道を見つけ
とうとう薄暗い迷宮から脱出する


687 本当にあった怖い名無し:2013/05/17(金) 14:32:53.70
迷宮の外は空が広がっているだけで大地は白い骨みたいなものでできていて何もない
すると天使のような女の子が一人だけいて、
この星はもう死んでいて、人間はずっと昔に滅んでいることを告げられる
天使はしおんの両親に会いたいという願いを聞き、
せめて最後に死んで幸せな夢で両親に会って欲しいと言いしおんの首を締める
しおんは段々意識が遠くなり目の前が真っ暗になっていき体が軽くなる
最後は天使になって両親へと合うために空高くへと飛んでいった

しおんが目を覚ますとそこは自分の家の自分のベッドの上だった
全てはただの怖い夢だったと思ったしおんは両親を探し、
母親を見つけると怖い夢を見たといって抱きついて甘えた
そしてその母親の顔だけが穴が開いてるみたいに真っ黒に塗りつぶされているCGで終わり

しおんはクローンだったため記憶が劣化していて、
両親の顔だけ抜け落ちていたという救えないオチ
他のCG絵は総じて下手な萌え絵みたいな感じだけど
この最後のCGだけ異常に上手くて怖さを引き立ててる