火事美談

101本当にあった怖い名無し:2013/07/15(月) 22:41:28.07
とあるまとめサイトのコメント欄に書いてあった話が自分的に後味悪かった。
一応、実際に近所であった話との触れ込み

近所に老夫婦2人だけで住んでいる家があり、
ある日おじいさんが所要で家を離れているときに火事になってしまった。
運悪く一人逃げ遅れるおばあさん
燃え盛る家の中から聞こえる「ぎゃー!!」「助けてー!助けてー!」
というおばあさんの断末魔の悲鳴を聞きながらも火の回りが速く、
消防が来るより先に集まった近所の人たちも何もできずにいた

そこに連絡を受けたのか大急ぎで帰ってきたおじいさん、
今にも火の中に飛び込まんばかりの勢いで近所の人たちに制止されながらも
「今行くぞー!」「今助けるからなー!」とおばあさんに向かい力の限り叫んだ
すると、今まで絶え間なく続いていたおばあさんの悲鳴が一瞬ぴたりと止み、
次の瞬間これまで以上の大声で「こないでー!」「だめー!来ちゃだめーーー!!」と絶叫した
おじいさんはその場で泣き崩れその間にも炎に包まれる家、
やがておばあさんの声も止み、結局おばあさんはそのまま亡くなった

コメント欄では「感動した!」「自分もそんな夫婦になりたい」等
概ね美談としてとられていたが、
何もできずに目の前でおばあさんを失くしたおじいさんの心情や
一人になってしまったそれからの暮らし、下世話だが消失した家の再建費用や
近所への賠償等現実的なことを考えると美談でもなんでもないよなーと
そして、他人の悲劇をあげつらって感動した!とか言っちゃうのも
なんだか違うんじゃないかともやもやして後味が悪かった


103本当にあった怖い名無し:2013/07/15(月) 22:55:58.03
みんな事件自体は悲劇と認識した上で
夫婦仲に感動してるんだろうからいいじゃないの
美談でもなんでもない、てのはひねくれすぎ