ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その145 » 小説家らしき存在(ラーメンズ)

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ラーメンズのコント「小説家らしき存在」。
小説家・常居次人(演:小林)とその編集者(演:片桐)が登場する。

人当たりが良く気さくな老人・常居次人の横でつい眠ってしまった編集者。
彼に眠気覚しに何か面白い話をしてくれと頼まれた常居は、一つの話を始める。
編集者は実は睡眠薬を飲まされていた。
なぜか?その前に、常居次人とは何者なのか。
何故面白い作品を立て続けに書けるのか。

常居「常居次人…どんな字で書きますか?」
編集者「常に居る、次の人…」
常居「…あんたの事だ」

突如人格が変わる常居。
彼も実は他社の編集者で、「天才小説家・常居次人」として傑作を書くまで
ここを出られなかったのだ。

小林「僕が常居次人を演じるのは終わりました。
   自分で持ち込んだ依頼を自分で書き上げましたからね。
   さあ、貴方が101人目の常居次人だ!
   自分が持ち込んだ依頼を常居次人として書き上げるまで
   貴方はここから出られない!」

早口でまくし立てる常居=別の編集者に
「そんな馬鹿な!」と慌てるが
「初めは私もそう思いましたよ!でも考えてみて下さい!
 今の小説の世界に足りない物は何ですか?」と返され
「常居次人のような…天才だ」と絶句するしかない編集者。


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「常居次人は我々の身勝手さが生んだ小説家なんです。
 じゃあ、私は一編集者に戻りますから。
 誰でも一生に一本だけなら面白い作品を書く事が出来る。
 常居次人の名を汚さないように頑張って下さいね」

…冷酷に去っていく常居次人だった編集者を追いかけようとする編集者。
だが眠気に負けて倒れてしまう。

「…ね?眠くなくなったでしょ?」
やがてにこやかに戻って来る常居次人。
先程の流れは眠くなる編集者の為に作った小芝居のようだ。

安堵する編集者に
「でも、今の話が本当ならどうします?やっぱり書いちゃいます?」
と尋ねる常居次人。
「そうですねー。何だかんだで小説家に憧れてこの世界に入りましたし」
と答える編集者に常居次人が
「どうです?私はまだまだかかりそうだし、試しに一本書いてみたら?」
とそそのかされ、本当に小説を書き始める。
「この原稿用紙、先生の名前があるから、
 もし誰かが読んだら先生の作品に見えるかもしれませんね…」
と呟くが、周囲には誰もいない。

焦る編集者の元に常居が戻って来、ようやく緊張の糸が解れる。
「うわー!びっくりしたー!さっきの話が本当で、俺が百人目になるかと思った!」
「ハハハ、そんなわけ無いでしょ」
「ですよねー!」

安心しきった編集者の前で、常居次人の口調が先程の冷酷な物へと変わる。
「…101人目だろ」

 

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