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939本当にあった怖い名無し:2013/12/15(日) 12:55:40.17
日本のおっとり婚(拉致・略奪婚)をテーマにした漫画

終戦してすぐの頃、田舎住まいの父子家庭育ちであるヒロインは
出征した恋人の帰りを待っていて戻り次第結婚するつもりだった。
しかしその土地の名家の跡取り(以下孫)に見初められてしまい拉致され
事実上一番の権力者である跡取り祖母(以下姑)に孫の嫁になるよう強要される。
当然断るヒロインだが牢獄のような場所に監禁され改心を迫られる。

処女かどうか押さえ付けられ調べられたり
「お前の父親は了承済みだ、結納金も受け取った」
と心身ともに責められ心が折れそうになるもハンストで対抗するヒロイン。

そんなヒロインの世話をするのは跡取り孫の母親Aで、
A自身も姑も代々おっとり婚で連れ去られて嫁になったのだと語る。
はじめはやはり断り続けたAだったが、彼女の実家は貧しい母子家庭で
今のヒロイン同様実家の援助を取引に使われ諦めてそのまま嫁になったと言う。

Aはもう実家の事は忘れた、あんたもはやく諦めて嫁になれ
その方があんたも家族も幸せだとヒロインに告げるが
嫁いで以来屋敷の敷地から出た事いAが
いつも村を見下ろせる小窓を見ていた事を知ったヒロインは
逆に「一緒に逃げよう」と持ちかける。


940本当にあった怖い名無し:2013/12/15(日) 12:56:32.32
一方姑と孫は意外にもヒロインが頑固で折れないため世間体もあって
(おっとりをやらかしたのは周知されているので)
一刻も早く祝言をあげなければと焦っていた。

祝言の当日、ヒロインが閉じ込められていた牢の鍵がしまっておらず
チャンスとばかりに飛び出すが、姑が刃物で殺害されており
殺人の疑いで屋敷の人間に追い回される羽目に。

なんとか屋敷の外に飛び出したヒロイン。
そこにはヒロイン父と警察、そして復員した恋人がいて屋敷の人間と揉めていた。
今の世の中では既に誘拐略奪婚は犯罪であり警察はヒロインを引き渡すよう警告。
しかし姑を殺害した容疑者として捕まりそうになるが犯人はAであった。

Aの実家は名家から援助と引き替えに娘を渡すよう言われたが拒否していた。
しかしA自身が承諾したと聞いて諦め、せめて近くにいたいと
Aの母親は毎日屋敷の側までいって娘の無事を祈っていた。
実際には名家は援助の約束を反古にしA母は辛い生活を送っていたが
それでも雨の日も雪の日も亡くなるまで屋敷参りを止めなかったという。

姑を殺害しヒロインが濡れ衣を着せられたどさくさに脱走するつもりのAだったが
真相を知りAは「お母さんに伝えて。私はお母さんの子として生まれて幸せだったと」
と言い残し隠し持っていた刃物で自害しようとする。
間一髪取り押さえられ逮捕されるA。

ラストは無事家に帰りこれから幸せになりそうなヒロイン家族と
落ちぶれていくであろう名家で勧善懲悪っぽく終わるが
Aが可哀相なのと元を辿れば典型的嫌なババア姑も
かつての被害者だと思うと少し気の毒だった。


941 本当にあった怖い名無し:2013/12/15(日) 13:07:57.14
どんな背景があれ罪は罪だよね

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