ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その146 » 人懐っこい三毛猫

3591/2:2014/01/02(木) 22:20:44.99
家の近所に住んでいた三毛猫の話。

その猫はまだほんの赤ちゃんのとき、私の近所のおばあちゃんに発見された。
飼い主を探したものの、なかなか見つからなかったため、
結局はそのおばあちゃんが飼うことになった。

三毛は性格が穏やかで、
近所の人にも進んで寄っていくほど人懐っこい子だったので
多くの人に可愛がられていた。

でも、一番なついていたのは拾ってくれたおばあちゃん。
おばあちゃんが近所を散歩するときは必ず一緒に歩くし、
ちょっと遠出をするときには駅やバス停までついて行ってしまい、
誰かが一緒に行って三毛を止めないと、
三毛まで電車やバスに乗り込んでしまうほどだった。

遠出をしている間、三毛は大人しく家で待っているんだけど、
突然、玄関をカリカリと引っかき始めるらしく、
そうなると決まって数分後にはおばあちゃんが帰ってきたそうだ。


3602/2:2014/01/02(木) 22:24:14.36
そのおばあちゃんが亡くなった。
年齢が90代になっていたから、
ご家族も近所の人も「大往生だったね」と言っていたものだ。

おばあちゃんの亡くなった日から三毛は変わった。
食事もせず、外にも出ず、誰が呼んでも振り向きもしなくなり、
日がな一日おばあちゃんが愛用していたカーディガンとひざ掛けにくるまって寝ているだけ。
病院に連れて行ってもダメだった。

3週間後、三毛は死んだ。

「忠犬みたいだ」と美談のように話していた人もいたけど、
個人的には、三毛の姿はどうしようもなく痛々しかった。
せっかく拾ってもらったのに、何でその命を捨てるんだって思った。
おばあちゃんは一緒に死んでほしくて飼ったわけじゃないはずだ。

それにおばあちゃんは最期まで人生を生き切ったともいえるぐらいで、
ご家族の人からどんな風に最期を看取ったかを聞いたときには
「こんな風に死ねるなら幸せだろう」と心底感じた。
そんなおばあちゃんの跡を追うなんて…。

近所の人にもたくさん可愛がってもらったし、
おばあちゃんの家族にとっても大切な家族の一員にだったのに。


361 本当にあった怖い名無し:2014/01/02(木) 22:42:49.22
ネコに文句言ってもなぁ

後味悪い
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