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455本当にあった怖い名無し:2014/01/06(月) 01:55:03.96
もう15年位前の話ですが、どこに書いていいかわからんのでここで

社会人なりたての頃、友達と二人でタイのバンコクへ旅行に行った
なんでも話せる数少ない大切な友人との旅行
友人は可愛い顔をした女の子で、真面目で一途で引っ込み思案な性格だった
私はそんな彼女が大好きだった
少ない給料をやりくりし初めてのバンコク、季節は灼熱の夏
非常に浮き立った気分だった

ホテルは猥雑な通りにある少し古いコロニアルなホテル
二日目の夜、タイの暑さと景色に興奮しなかなか寝付けなかった
私は深夜誰もいない広いロビーの椅子に座り時間をつぶしていた
ふと気が付くと目の前にドアが3つ並んでいた


456本当にあった怖い名無し:2014/01/06(月) 01:56:43.17
3つとも古い木の扉でその先には掃除用具入れ・客室・大広間・廊下
どれがあっても不思議じゃないような感じだった
こんなドアあったっけ、何のドアだろ?と思っていたら囁くような声がした
「1つだけドアを選ぶ事が出来る、さあ選びなさい」
選ぶっていったってどれも同じドアだし・・・とりあえず真中のドアノブに手を伸ばした
「それで良いのね?さあ開けるのよ」
再び声がしたのだけれど、どこか嘲笑ってる雰囲気があった
なにかドアを開けてはいけないような気がして私は手を引っ込めた

目が覚めた、夢だったのだ
私はロビーでうたた寝をしていたのだ
目の前はただの壁だった

次の日の朝、友人が夢を見たという話をした
「古いドアを開けたらすごく良い香りがした、なんか人生がそこから変わる夢を見たの」
大人になってから夢なんて見ないのに2人してめずらしいなーと思い三日目が始まった


457 本当にあった怖い名無し:2014/01/06(月) 02:00:00.11
旅は非常に楽しかった
バンコクは雑貨やアロマ関係の物が多く2人して大興奮
特に彼女はアロマ石鹸やお香が気に入ったらしくずっとその話をしていた

日本に帰った後も、彼女はアロマ関係にはまっていた
その内アロマスピリチュアルを語る占い師の元へ通うようになり
占い師の指示で、TVや新聞、ニュースを見なくなり、携帯も解約してしまった
心配する周囲を余所に会社を辞め、肉親とも連絡を絶ち、
部屋を引っ越し音信不通になった

私は彼女の所へ何度通っただろう
「悪い気が移るからっ!」と何度も追い返されたが、もっと強引に行くべきだった。
今でも後悔している。

その後風の便りで、彼女が少ない預金をすべて使い切ってしまった事
占い師の知り合い達にスピリチュアルを開くという名目で
散々卑猥な行為をされまくってたらしい事
占い師がおなじような境遇の女の子を集めて雑居ビルで集団生活させてて、
彼女もそこに一時居たらしい事
それと・・・彼女がいかがわしいビデオに何本も出演していてわりと過激な内容だとか・・・
そして消息不明になった


459 本当にあった怖い名無し:2014/01/06(月) 02:07:24.23
私は涙が止まらなかった
タイの旅行からまだ半年もたっていないのに、
もう彼女とは会うことが出来ない
それなのに私の今の手元にはケバイ化粧をしガリガリに痩せた彼女が
にっこり笑っているDVDのパッケージがある

なんで、なんでこんな事に・・・・どうして?
彼女はこんな事する子じゃなかった
タイに行かなければ、アロマ雑貨なんて見なければ、
考えても考えても後悔尽きなかった

夢の中で3つ並んだドア
私はドアを開けなかった
彼女はドアを開けた
私もドアを開けてたら・・・・・?

あれから10年以上たつのに、ネットサーフィンをしてると
未だに彼女の動画がリンク先で表示されたりしています。
もし無事に生きてるとしたら、いつかまた会いたいと願わずにはいられません


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