ホーム » 小説 » 児童文学・絵本・昔話 » ぼくは五階で(三田村信行)

745本当にあった怖い名無し:2014/01/17(金) 22:16:52.84
小学生の時に読んだ物語。三田村信行「ぼくは五階で」

主人公は小学生のナオキ。
両親が共働きのいわゆる鍵っ子で、マンションの五階501号室に住んでいる。

ある日、いつものように学校から帰宅して荷物を置き、外に遊びに行こうとする。
ところが、玄関のドアを開けて外に踏み出したはずが
なぜか外から玄関内に踏み込んだ格好になってしまう。

何回繰り返しても同じ結果なので、
混乱しつつもナオキは自宅から脱出する手段を探すことにする。


746本当にあった怖い名無し:2014/01/17(金) 22:18:46.03
野球グローブをベランダから投げて通行人に気づいてもらおうとするも
グローブは途中で消えて室内に戻ってくる。
ベランダの仕切りを乗り越えても隣の部屋ではなく自宅ベランダに出る。
電話は通じるが、出前を頼んでも配達員が来る気配はなく、
問い合わせると「留守だったから玄関前に置いてきた」との返事。

意を決したナオキはシーツを繋いで一本にすると
ベランダの手すりに結び、下の階に行こうとする。


747 本当にあった怖い名無し:2014/01/17(金) 22:20:40.37
何とか下の階には行けたのだが、やはりそこは自宅のベランダ。
ただ一つ違ったのは、室内に談笑する両親がいるということ。

ガラス戸を開けようとするも鍵がかかっている、叩いても気づいてもらえない。
とうとうナオキはガラス戸に体当たりしてガラスを割ると中に入る。
しかしそこには誰もいないのだった。


748 本当にあった怖い名無し:2014/01/17(金) 22:21:45.27
いきなり場面が変わり、「501号室に住む夫婦」の会話。
彼らは「間違って届いた出前を引き取ってもらった」という話の後、
念願のマイホームが手に入ったから今の部屋を引き払って
「夫婦二人の新生活」が送れると期待を膨らませるのだった。

ナオキがどうなってしまったのかについての説明は一切なし。
小学生向けとは思えぬ不条理っぷりにモヤモヤして後味悪かった。

 

おとうさんがいっぱい (新・名作の愛蔵版)
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