笑ゥせぇるすまん/「安心カプセル」
-
711 名前:Nanashi&Co. ◆G3Y.p.pQ 投稿日:02/01/06 21:24
- 笑うセールスマンで見た話。(うろ覚え
ひとりの会社員がいた。そいつは仕事もうまくいかず、ストレスがたまる一方だった。
そこに、笑うセールスマン、もぐろふくぞう(漢字わからん)が現れる。
ふくぞうは、その会社員にくつろげる場所を紹介する。
要するに、ストレスが発散できるようなリラックスできる施設だ。どでかい倉庫みたいな所に会社員は連れて行かれる。
ドア開けると、白い卵形のカプセルが無数にならんでいる。
ふくぞうは、この中に入るとすごくリラックスできる。疲れた人が多く利用してる。さぁ、どうぞ。と。
カプセルが開く。中には一人掛けのイスがひとつ収まっていた。
会社員は恐る恐るそのイスに座る。座り心地は最高らしい。
ふくぞうが外からカプセルを閉めると、カプセルは夢のような空間になった。
嫌なことは全て忘れ、疲れもふっとんでいった。
最高のリラックス状態。まさに天国だった。会社員はいつのまにか眠っていた。
<続く>
-
714 名前:Nanashi&Co. ◆G3Y.p.pQ 投稿日:02/01/06 21:27
- 会社員は目を覚ました。目を覚ますと自分がカプセルに入ったときと状況が変わっていた。
淡い灯りがカプセルの中を包んでいたのだが、それが消えていた。真っ暗。
なにも見えない。もうリラックス出来る状況じゃなかった。怖くなった会社員は無理矢理カプセルをこじ開けた。外に出た会社員は驚愕した。
倉庫は跡形もなく消え去り、自分以外のカプセルは一つ残らず消えていた。
ビルが倒壊しており、空は黒く濁っていた。そう、人類が破滅していたのだ。
会社員はカプセルの中で何年眠っていたのだろう。