ホーム » 小説 » 小説/さ行 » ショールの女(シンシア・オジック)

36 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・  投稿日:04/02/09 22:24
英語の時間に読まされた短編で後味悪いのがあった。
ちょっとウロだけど。

ユダヤ人の強制収容所で、幼い子供を持つ母親が連行されて来た。
小さい子供は殺されることになっているので
母親はなんとか子供を隠したまま収容所で暮らす。
何日かはやりすごせたのだけれど、ある日春の日射しがあまりにもうららかなので
それにさそわれて子供がふらふらと収容所の庭にさまよい出てしまう。
そしてすぐにドイツ兵に見つかってしまう。
ドイツ兵は子供を肩車して収容所のまわりをおおう鉄条網へと歩いていく。
母親は黙って見ているしかできなかった。
ドイツ兵は鉄条網に向かって子供を投げ付けた。
鉄条網には高圧電流が流れているので、子供はあっというまに
焼け死んでしまう。母親は悲鳴をあげないように、子供をくるんでいた
ショールを噛み締めてこらえる。口の中に子供の匂いと味が広がるのを感じながら……

たしか「ショール」って題だったと思う。

 

ショールの女
ショールの女


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...