岸壁の母

79 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・  投稿日:04/02/11 23:04
「岸壁の母」は戦争に行った息子を待つ母親の美談として伝えられているが
実際の息子は生きていて、しかも逃亡兵だった。

上官や同じ隊にいた戦友などは、美談で有名になった母親に真相を告げる事も出来ず
「息子さんを無事に帰せなくて申し訳ありません」
と、顔を合わせるたびに謝らされていた。
しかも、母親は謝らせるために戦友会など集まりがあると必ず出席していた。

当の息子本人はというと、美談で有名になりながら実は逃亡兵である事がばれるのを恐れて
逃亡兵であっても世論が許してくれるようになるのを待って帰国。
岸壁で毎日待っていた母親はすでに亡くなり、現地で家庭も仕事も持っていた。

 

岸壁の母 (1976年)
岸壁の母 (1976年)
親と子の日本史〈上〉 (扶桑社文庫)
親と子の日本史〈上〉
(扶桑社文庫)