恐怖クラブ

733 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:04/11/17 09:05:27
少女漫画だと思うんだが、むかーし見た漫画で、
家柄の良い女の子に嫉妬した使用人の娘が、その女の子を山の中の洞穴に突き落として監禁。
でも殺す気はなくて、その中で飼育状態にしていた。

女の子は使用人の娘を親友だと思ってるんだけど、娘のほうは女の子の立場に嫉妬していて、
周りにまで「金持ちにへばりついてる寄生虫」とか言われてる。
女の子の機嫌を損ねれば両親ごと路頭に迷うことを思うと、女の子に逆らえない。
それなのに「私たち親友!」という態度の女の子が憎い。
そして何よりそんなことを考えてもない、考える必要もない家柄の彼女が許せない。
自分でも何をしたらいいのかわからないけど、とにかく惨めな立場というものを、
女の子に思い知らせずにおれない!という心理らしい。

女の子は食料やラジオを与えられていて
「ぜったい死なない!ぜったい生きて出られる!」
と信じてがんばるんだけど、ラジオが使用人の娘が事故死したことを伝える。
女の子は行方不明ってことになっていて、まさか山の中に監禁されてるとは誰も思わず、
「このまま死ぬの…?」と絶望しているところへ、
娘の両親が、娘の日記から真実を知って助けに来る。
「助かった!やった!」と思ったが、結局その両親は、
娘のやったことが明るみに出れば、自分たちは失業すると恐れ、
「これまでのように食料を運んであげるから」と助けてくれない。
一気に絶望した女の子は生きる気力を失い、そのまま衰弱死…。
女の子は意地悪な子でもなんでもなく、ただ温室育ちってことで
多少空気が読めないかな?ってくらいなのに。


734 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:04/11/17 11:53:53
監禁した犯人が事故で死んでしまって、
被害者が飢え死にしてしまう話はテレビで二度見たことがある。
30分ものと、二時間もの。
そういうテーマがあるんですね。

797 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:04/11/19 00:21:47
>>733
それ多分「曽弥まさこ」という漫画家の作品だと思う。
でもタイトルが思い出せない~。
確か「恐怖クラブ」だったか「秘密クラブ」だったか…。
とにかく「クラブ」という言葉が入った連作短編のうちの一編。

全4話くらいで一冊の単行本だったんだけど
どの話も主人公の女の子が理不尽な死に方をするという
なかなかこのスレ的な本だったw