ベイビー・オブ・マコン
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516 名前:劇中劇1/2 投稿日:05/02/16 15:47:37
- イタリアの中世?の映画(舞台がイタリアなだけだっかも)。
劇中劇のお話で、その劇のあらすじはとある娘があまり人前に出られない身分の誰か(親戚だったかな)の
生んだ赤ん坊を自分の子と偽り、
更に自分は処女懐胎でその子を生んだのだとオオボラ吹いて
贅沢三昧やりたい放題を始める。
しかしその赤ん坊はなんかしらんが変な力を持ってるらしく、
その娘の嘘を指摘したり精神的に追いつめてゆく。
耐えきれなくなった娘は勢い余ってその子を殺してしまう。
真実を知らず、神の子の再臨と信じて疑わない人々の手により
その子の体は解体されてしまい、娘は当然裁判にかけられるが、
「処女の犯罪(殺人)は無罪」とかいう法律を盾に
自分はその子の母親ではないし、ホントに処女だから(これは本当)と
弁明し逃れようとする。
だが、ようわからん理屈で沢山の男にレイプされ、
それが原因で死んでしまったが、同時に罪も赦された事になり、
天に召されましたよかったねでジ・エンド。ここまではいい。ありがちな話だし。
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517 名前:劇中劇2/2 投稿日:05/02/16 15:51:41
- 問題は、これらを演者が本当に実行している事。
劇を鑑賞している偉いお役人が、自分も出せとか
こうしろとか指示し始めておかしくなっていく訳ですが、
劇と現実の境目を不確かにする演出がかなりきました。
役者控え室のシーンもあるけれどセットの中か楽屋か判然としないし。行列作って赤ん坊を切り取っていく人達(誰も咎めない)や、
嘘つき娘は劇中でも現実でも本当に処女なのに行列作った男達に
次々に犯されていくとか、もう大変なありさま。
ラストシーンは出演者のカーテンコールでしたが、
彼らの満面の笑みが最高に後味の悪さを強調、かつ怖かった。あんまりな映画だったのでタイトルも監督も見ない様にしました。
有名な映画なのかなー。
舞台のセットが面白かったので我慢して最後まで見たけれど、
結局後味の悪さが勝って何一つ参考にならんかったです。
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519 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/02/16 16:16:15
- >516-517
ビーター・グリーナウェイの「ベイビー・オブ・マコン」。
1659年のイタリアが舞台で主役の娘はジュリアオーモンド。
ラストは、カメラが舞台から観客席に引いてくに従って
役者→まわりでちょろちょろしてた観客→上段でただ見ていた観客 って
全員がカメラ側に向かってお辞儀してくるので
映画見てる自分にお辞儀されてるような感じで終わる。
自分は面白くて奇麗で大好き。
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520 名前:516-517 投稿日:05/02/16 16:31:50
- >518-519
情報ありがとうございます。
取り敢えず気にはなっていたのですが
軽くトラウマにもなってたので二の足踏み続けておりました。とにかく凄いセットと衣装だなと軽い気持ちで見始めたら・・・
地獄絵図・・・il||li_| ̄|○ il||li