ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その26 » 天人唐草(山岸凉子)

274 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/05/08(日) 12:44:22
山岸涼子というと「天神唐草」が後味悪い。
上のレスで山岸涼子は因果応報だったり救いがあったりという指摘があったけど、
これはそれには該当しないんじゃないかな?

亭主関白な父親とそれに従順な母親の間に生まれ、二人に抑圧されて地味に育った娘が、
親父の不貞を知った直後に(しかも相手の女性は父親が「こんなはしたない女になるな」
と言っていたようなタイプ)行きずりの変態にレイープされてプッツンしてしまった話。
タイトルの天神唐草は植物のオオイヌノフグリの別名。
オオイヌノフグリというのはでっかい犬のチソコという意味なので、
「そんな汚い言葉を使うな」と幼少の主人公が父親に叱られ、
母親が「天神唐草」と言いなさい、と言われたエピソードから。


275 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/05/08(日) 13:09:42
>>274
天人唐草

278 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/05/08(日) 14:05:45
話の中では「おおいぬのふぐり」と口にした少女のときの主人公が、
友達に「やだークスクス」と笑われて、両親に「おおいぬのふぐりってなぁに?」と聞いた。
わけもわからずに、純粋な好奇心で聞いているのに父親は怒り出し
「そんな言葉を使うんじゃない!」>なんて汚いコだ!みたいな態度
と怒られたりして、わけもわからず怒られる恐怖から物凄く根暗な子になっちゃう…
という話で、「ふぐり」のただしい意味は出てこないんだけど、
語感的に確かに袋の方っぽいよね。

何度も彼女がまともになるチャンスはあるんだけど、
そのたびに父親がぶち壊すんだよね。
完ぺき主義すぎるよ、もっと気楽になれば?という男の子が出てくるんだけど、
その子が見た目チャラ男っぽいから、父親が軽蔑するようなことを言って
それで父親に支配されてた主人公は「父が認めない彼の言うことは正しくない」
と思っちゃったり。
でも、彼女も変わるチャンスはあるんだけど、
変わるのが怖い(苦手な人付き合いを頑張らないといけない)から父親の言うなりになってるぽくて、
最後父親が選んだ女のくだりでプッツン。

金髪に染めてウェディングドレスを着て空港をふらふら…
これで彼女は父親の呪縛から解放されました~


281 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/05/08(日) 16:00:48
いつか山岸さんのネタ書こうとおもってたらやっぱり出てきた(´∀`)

後味ワロスなのはやっぱダントツ『天人唐草』。
山岸作品は読後感スッキリしないのが多いけど、
登場人物のその後とかどうしても想像させてしまうところがすごいと思う。
このスレにはけっこう山岸凉子知ってる人いるみたいでうれしい。

 

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天人唐草 (山岸凉子スペシャルセレクション 5)
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