ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その33 » チキタ★GUGU/第11話(TONO)

376 名前:1/3 投稿日:2005/09/21(水) 23:40:20
空気を読まずに投下してみる。
少女漫画「チキタ★GUGU」より微妙に後味ワロスなエピソード投下。
ガイシュツだったらスマソ。

主人公は妖しい屋(祈祷士、霊能者のようなもの)の家系グーグー家の少年チキタ。
チキタの他の家族は人食い妖怪ラー・ラム・デラルに食べられてしまったが、稀にいる
「不味い人間」だったために難を逃れる。
「不味い人間」を百年飼育すると美味になるという俗説を信じ、ラーはチキタを飼育している。
ついでに人食い人間のクリップも同居している。

ある日、チキタとラーの元に水玉柄のクマの姿をした妖怪のシャルボンヌが訪ねてくる。
彼は偶然、人間の老夫婦と仲良くなり、以来彼らと暮らしているという。
元々陽気で人懐っこく、布を食べるだけで人を襲わないシャルボンヌは、
老夫婦の仕事を手伝ってやったりして、上手くやっているらしい。
しかしここの所の寒さのせいか、老夫婦は寝込んでしまった。
そこでラーとチキタに何か精のつくものをもらおうと思ってやってきたのだ。


377 名前:2/3 投稿日:2005/09/21(水) 23:41:44
クリップはチキタに「腐った肉の匂いがする」と耳打ちする。チキタも匂いが気になっていた。
彼はラーを伴って、シャルボンヌと老夫婦の様子を見に行く。
老夫婦の家に着くと、家の周りを妖しい屋のシャンシャン一族と老夫婦の息子がいた。
彼らはシャルボンヌに矢を向ける。シャルボンヌを庇うチキタにシャンシャンが言う。
「おまえは人間の敵か!その妖怪のしでかした事を見ろ!!」
老夫婦は死んでいた。夫婦だけではなく、家畜も全て。
シャルボンヌの水玉は毒の染料で塗られていて、その毒が彼らの命を奪ったのだ。

実はシャルボンヌはサーカスで飼われていたクマだった。
不人気になったシャルボンヌを、サーカスの親方は毒のペンキで水玉に塗った。
やがて弱ったシャルボンヌは山にゴミと一緒に捨てられ、妖怪になったのだ。
「人食いの味方につく裏切り者!」
罵るシャンシャンに、チキタは言い返す。
「一番最初にこいつを毒の染料で染めたのは人間なんだ!」


378 名前:3/3 投稿日:2005/09/21(水) 23:44:45
とぼとぼと歩くシャルボンヌは老夫婦からもらったラッパを見る。
「これを吹いたらまた誰かが喜んで一緒に暮らしてくれるかも」
しかしラーは冷たく言い放つ。
「てめーと一緒にいたからあの二人は死んじゃったんだ。
誰がオマエなんかと暮らすかよ」
シャルボンヌは考え込む。
「そうか、俺と一緒にいたから死んじゃったのか。そしてこれからもずっとこうなんだ……」
――それなら、もういいや
シャルボンヌは毛皮ひときれを残してそのまま消えてしまった。
家に戻ったチキタ達。クリップが語る。
「大きな木が枯れるときね、木が思うんだよ。もう十分生きた。そろそろ死のう、もういいや、って」
シャルボンヌもそう思ったのだろうか?
結局シャルボンヌは人が人間が憎かったのか恋しかったのか、それは誰も知らない。

ふわふわした絵柄でさらりと欝な内容なので結構ズーンとくる。
他のエピソードにも近親リンカーンやら身体が半分ぶっちぎれたりやら、テンコモリな漫画です。


379 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/09/21(水) 23:48:40
後味悪いというか、やるせない哀しい話だねぇ…

380 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/09/21(水) 23:48:52
水玉にぬらなくても…

381 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/09/21(水) 23:51:10
要約うますぎ。そしてヘヴィ。いいね!
先が読めるだけに気の毒でやるせねえ。

 

チキタ・gugu 2 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
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