世にも奇妙な物語/「ネカマな男」

273 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/10/05(水) 01:08:56
さっき見た「世にも奇妙な物語」の「ネカマな男」が結構後味悪くて良かった。

なんか見た人大勢いそうだけどあらすじ

失業中の主人公は妻の名を騙ってネカマをして、女子大生とメル友になった。
妻はバリバリのキャリアウーマンで資産も色々持っている。でも、夫婦仲は冷め切っている。
主人公はしばらく女子大生とのメールを楽しんでいたが、ある日、相手もネカマだと知る。
しかも、こっちの素性(性格には妻の素性なんだけど)もバレていて、
妻がそいつにストーカーされることになる。脅迫メールなんかも来るようになる。
妻もストーカーの存在を察したらしく、夫を頼るようになる。こうして夫婦仲はちょっと良くなる。

そんな時。夫は借金してネット株をやってたんだけど、
大損してしまい、借りていた先の闇金融に拉致される。闇金融は借金の返済のため、
夫に「保険金かけて自殺するか、妻を殺してその財産で借金を返すか」の選択を迫る。


274 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/10/05(水) 01:10:04
こうして計画は実行され、思惑通り妻の死は変質者の仕業ということになった。

葬式を終えてなにげなくパソコンを見てみると、何やらメールが来ている。
来たのは2日前、差出人はストーカーからだが、「最後のメール」というタイトルに、
つい開いてしまうと、そこには驚くべきことが書かれていた。

実はストーカーの正体は妻で、ずっとメル友してたのも妻。
「女子大生のふりをしたネカマのストーカー」、を妻が演じていたのだった。
メールで妻はこう言う形でしか素直になれなかったことを詫び、ストーカーのふりをすれば
自分にもっと関心を持ってもらえるだろうと思ってやった。実際、心配してくれて嬉しかった、
そして最後に今日の面接(再就職の)頑張ってください、今日の食事は私が作ります、とくくられていた。
妻が死ぬ直前、仕事に出かける前に今までとはうってかわった爽やかな笑顔で
「いってきまーす!」と玄関の向こうに消えていく光景を思い出し、夫はただ涙するのだった・・・

 

よもつひらさか (集英社文庫)(原作収録)
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(原作収録)