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493 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/10/08(土) 03:30:21
ファンタジー小説の道士リジィオというシリーズ。

主人公リジィオは放浪の道士、簡単にいうと魔法使いのような仕事をしている。
とんでもなくハンサムで道士としての才能も天才的、
さらには古代の神様のような一族の血もひいている非の打ちどころのない男だ。
しかし、なぜか不幸。

子供の頃から美形だったので女の子と間違われて誘拐されかける事多数、
道士の才能があるという事で、無理やり修行させられて術を身につけさせられる、
さらに親が莫大な借金を残して死んでしまう、
借金取りは幼馴染で、子供の頃にリジィオを美少女と勘違いして告白したことがあり
いまだにその事を逆恨みしてしつこくリジィオを追い回す。
大人になってからも、美形のせいで男には嫌われるし
女は人妻でも言い寄ってこられるので否応なしにトラブルに巻き込まれる。
仕方ないので普段はむさくるしいまでにヒゲをのばして顔を隠している。
美形で得したことなど一度もない。
道士の仕事でお金を稼いでもほとんどが借金返済で持っていかれてしまう。
こんな感じの話をコミカルに描いた連作短編で未完だが結構面白かった。

しかし著者の別のシリーズで
名前こそ出ていないもののリジィオと思われる男のその後の話があった。
曰く、道士としてとある国を危機から救った男が国民から乞われて王位についた。
しかし借金取りの出現で彼に莫大な借金がある事が判明、
しかも借金取りは事務能力を買われてその国の大臣かなにかに就くこととなった。
で、しつこく王に返済を求めるのだが、大臣として国庫からの返済は認めない。
結果として王はこっそり内職をして返済しつづける。
しかも生きてる間には返済しきれず、その後数代に渡って子孫が返済し続けたそうだ。

不幸な男がそれでもくじけず地道にがんばって生きていたのに
こんなのを読まされてしまうと、いよいよ救いがなくてなんだか後味悪かった。


500 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/10/08(土) 13:06:21
つか歴代王が何世代も内職して借金返すってのは後味悪いかな
「王」っていうのは名誉職の最高位な訳で、更に数代続いたってことは
国民の信任も厚かった名君って事だよな。
「実」は無いけど「名」の最高位極められたんだから、それはそれでいいんじゃね?。

きっと2世代目とかを主人公にして
借金取りの跡継ぎ娘「ですから!借金の話はもうよいと申し上げておりますっ!」
借金王の後継者「いやっ!借りたものは返さないといけないのじゃ!ちょっと街に行ってバイトして来るぞ!」
借金取りの跡継ぎ娘「し、仕事してくださいよぉっ!」

とか遠山の金さんやるんだよ、きっと。


501 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/10/08(土) 13:09:42
>>500
後味が爽快になった件について。

 

青の化石 (富士見ファンタジア文庫―道士リジィオ)
青の化石
道士リジィオ〈1〉
(富士見ファンタジア
文庫)
夢みる佳人 (富士見ファンタジア文庫―道士リジィオ)
夢みる佳人
道士リジィオ〈2〉
(富士見ファンタジア
文庫)
煌の輪舞曲―道士リジィオ〈3〉 (富士見ファンタジア文庫)
煌の輪舞曲
道士リジィオ〈3〉
(富士見ファンタジア
文庫)
刻(とき)の静寂(しじま)―道士リジィオ〈4〉 (富士見ファンタジア文庫)
刻(とき)の静寂(しじま)
道士リジィオ〈4〉
(富士見ファンタジア
文庫)


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