ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その36 » お寺の七不思議

588 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/13(日) 17:55:16
そうだ、子供のころ住んでた場所のお寺には、七不思議があるんだ。
七つとも後味悪い。幾つか紹介しよう。

馬首の井戸
時は戦国。合戦で破れ傷ついた武将が、その寺まで落ち延びた。
騎乗していた馬もやはり、傷つきくたびれ果て、もはや生命の限界である。
このままでは愛馬は苦しむばかり。
武将は悲哀と憤怒と怨念とを込めて、愛馬の首を両断し、その首を古井戸に投げ入れた。
以来、その井戸を覗き込むと、主を求める馬の悲しげな嘶きが聞こえるようになったという。

根無し藤
その昔、とある僧侶が稚児に真実懸想した。
稚児を愛すあまり僧侶は狂い、殺して己がものにせずにはいられなくなった。
稚児を殺してその肉を食べた僧侶は、さながら物の怪と化した。
幾星霜の後、旅の僧がこの寺に立ち寄ると、物の怪と化した僧侶と邂逅した。
物の怪は、己が罪と卑しき姿に恐れ戦き、旅の僧に助けを求めた。
旅の僧は物の怪に、千日の座業を課した。物の怪は千日の座業を果たして即身成仏となった。
旅の僧が、稚児と僧侶との供養のために、己が杖を深々と地面に刺すと、
杖は大きな藤の木になり、薄紫の美しい花を咲かせた。


596 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/13(日) 23:34:03
>>588
7不思議がどれも後味悪いってのは珍しいのでは?
面白い。他の話も良かったら聞かせて。

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