ジェイン・エア

487 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/02/24(金) 01:30:31
何年か前レンタルで借りたジェーンエアという映画が後味悪い。
イギリスの大きな男爵館が舞台。マジモンで気の狂った男爵夫人が
(子供殺そうとしたりするくらいのキチガイ、つーか激しいヒステリー。歩けない寝たきり
ということになってるが実は歩ける)
大きな屋敷の一室に幽閉されてて
やってきた若い家庭教師ジェーンに嫌らしいいやがらせをし続ける。
屋敷の住人は旦那の男爵以下全員家名が大事な上、カトリックで
離婚は禁止されてるのでひたすら我慢。そしてもちろんそのキチガイ女の
存在を隠し続けているのでジェーンはわけがわからず最初はおびえるが、
気性のしっかりした、元々どん底を這いずって来た孤児上がりのジェーンは
歯を食いしばって耐え、へこたれない。
その屋敷の女の子はもちろんジェーンになつくし、なすすべもなくうめいていた男爵もどんどんジェーンの強さ
優しさ逞しさに惹かれて行く。二人はプラトニックに愛し合うが、
でもキチガイ女の存在ゆえ、真面目な二人は結ばれることはない。
ジェーンも全てを知って去っていく。それでもジェーンを忘れない男爵にキチガイ女ますます発狂。
最後はむかついてどうしようもなくなったキチガイ女が屋敷に火をつけ、子供重態。
男爵の顔は焼け爛れる。
キチガイ女は自業自得だがその火に巻き込まれてぎゃうぎゃあわめきながらあぼん。
これで終わり?と思ってたら最後にいきなりジェーンが戻ってきて男爵の焼けた顔抱きしめてエンド。
自分は面白かったが、知人が「不倫の勝利かよ。本妻可哀想」と言い出して後味悪かった。
原作読もうかなと思う。

489 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/02/24(金) 01:40:35
男爵がなんで大やけどしたかというと
奥さんは本当に歩けないんだと信じていて、
彼女を助けるために火の中に飛び込んだのです。

その頃キチガイ奥さんはさっさと走って逃げていたが、ひらひらした
フリルのドレスの裾に火の粉がふと燃え移ってしまい
「え、うそ、マジ? 死にたくないじにだくな゛い゛ーー」
みたいなことをわめきながら焼死ですた。
本当のキチガイというよりは演技性人格障害つうか、重度の構ってちゃんみたいな
人で、またその女優さんが上手すぎて怖かった。
途中から見るとホラー映画かと思うくらい。


491 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/02/24(金) 02:01:13
>>487
そのキチガイ奥さんを主人公にしたサイドストーリーも書かれてる。
(作者は別の人ね)
その奥さんは元々イギリス人とアジア人(か黒人)のハーフで、
植民地での貧しい境遇からようやく男爵に見初められて玉の輿に乗ったのに、
男爵はほとんど構ってくれず、広大な屋敷に閉じ込められてるうちに
精神を病み…というのが元々の経歴。

原作の『ジェーン・エア』自体、作者の不倫(でも片想い)の体験談を元にして
強引すぎるハッピーエンドで締めた小説だから、>>487の友人の感想は最もだな。
実際そのヘンのムリヤリ展開が批判されてる小説でもあるし。


575 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/02/25(土) 07:58:16
>487
中学生の時に原作を読んで感動した。今でも好きな本なんだが
何かそう言われると…orz

 

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ジェーン・エア (上) (新潮文庫)(原作)
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ジェーン・エア (下) (新潮文庫)(原作)
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