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566 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/13(月) 03:53:15
児童向け短編集の「月のナイフ」に収録されている「その日の嘘」が後味悪かった。
読んだのかなり前でうろ覚えだが

主人公は小学生。クラスメートの少年が飛び降り自殺した。
少年は生前病弱で、その事を儚んで自殺した。
マスコミはやたらと悲劇に仕立て上げ、泣いてるクラスメートたちを映して
まるで美談のように扱っていた。
実は、少年の自殺の原因は病気の事ではなかった。
少年は薬の副作用で太っていて、その事で皆からいじめられていた。
いじめを苦にして、最後の抗議として少年は自殺した。
いじめの事は担任も知っていたが、止めなかった。
そして少年が死んだ後は生徒たちに
病気で苦しんだ末に自殺してしまったと証言するよう言った。
いじめなどは全くなく、いつもみんな仲良くしていたと。
マスコミか親に少年の自殺の事を聞かれた主人公は
担任に言われた通りにいじめの事を隠蔽して答えた。
「その日僕は人生で一番最低な嘘をついた」というようなモノローグで終わり。

表題作はよく覚えてないが、小学生の少年がかっこいいと憧れてナイフを隠し持つという話だった。
ラストは覚えてないがこれも後味悪かった気がする

 

月のナイフ
月のナイフ


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