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257 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/25(土) 23:28:04
洋物ドラマから後味悪い話を紹介。

レスキュードラマ「サード・ウオッチ」 第7話「失われた鼓動」

新米の救急隊員カルロスは、先輩ドクから救急車の運転を任されて大張り切り。
しかし通報先に向かう途中で、カルロスの運転する救急車は交差点で車と接触事故を起こしてしまった。
凄まじい勢いで横転して半地下駐車場に落ちた乗用車の運転主は、なんと妊娠5ヶ月の妊婦。
事故の衝撃で陣痛を起こしてしまった妊婦はすぐにERへ運び込まれた。

妊娠5ヶ月目の胎児は残念ながら死産だった。
医師が退室した後も処置室で呆然としていたカルロスは、死産だった新生児の微かな心拍反応に気付く。
カルロスは急いで蘇生処置を施し、呼び戻された医師の処置を受けた新生児の心臓は自発的な鼓動を始める。
この一連の様子を見ていた女医のモラレスは「勝手な事をするな」と、喜び浮かれるカルロスを怒る。

女医モラレスが怒ったのは「新米の生意気な救急隊員が医師の領域を犯したから」ではなく、
「心停止で脳障害を負った未熟児を抱えねばならない母親の苦悩」を熟知するからこそだった。

(酷い話だが、保険にも加入できない貧困状態だった移民系の若い母親は
不幸な事故にあった子を諦めて、健康な第2子を産んで育てた方が結果的に母子の幸せに繋がる。
学校にも行けずに金のためにギャング入りして、鉄砲玉として殺される11歳の少年とかが
珍しくもないような話なので、女医の考えも分からないでもない)

一旦は快復するかに思えた新生児は、やはりその後亡くなってしまう。
女医モラリスに「あなたのせいで母親は2度も子供の死を告知された」と言われるカルロス。


258 名前:257続き 投稿日:2006/03/25(土) 23:29:29
カルロスは病院の廊下で車椅子に乗せられた女性の姿を見つける。(早産以外の怪我は軽傷だった)
掛ける言葉もないカルロスだが、それでも謝罪しようとしたところを先輩のドクに止められる。
子供を失って傷ついた母親が、これから警官に反則切符を切られるところだからだ。

今回の事故は「救急車のサイレンが聞こえていたのに交差点に進入した女性の責任」になる。
救急車両の運転手はこうして法によって守られていると説明するドク。
(裁判沙汰になると困るので、カルロスは言質を取られるような言動は慎まなければいけない)
新米救命士カルロスは女性に謝罪することも出来ず、ただただ狼狽えるほかなかった。
(終わり)

このドラマ、レスキューよりも社会問題の方がメインなのか、こういうキツイ話が多いです。
救急隊員が優遇されて狡い気もしますが、「銃で撃たれた怪我人」を搬送するために駆け付けたら、
現場に居残っていた犯人に撃たれて病院送りになったりするので彼らも大変です。

 

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