ホーム » 小説 » 児童文学・絵本・昔話 » ひさの星(斎藤隆介)

767 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/04(火) 22:47:31
なぜか職場においてあった絵本「ひさの星」。
切ない系のちょっと後味悪い話。

少女ひさは非常に口数が少なく、大人しい子供だった。
ある日、ひさは腕に怪我をして帰ってきた。聞けば犬にかまれたという。
「犬になんかかまうからだ!」と母親は手当てをしながら叱り飛ばす。
しかし、実は近所の子供が犬に襲われたのを助けて負った傷だった。
子供の母親に礼を言われて、ひさの母親は驚く。

ある日、村の3歳の子供がびしょ濡れになって「ひさが、ひさが」と泣きながら帰ってきた。
子供の親は「ひさが川に落としたんだ!」とひさの家に怒鳴り込み、ひさの母は平謝り。
ところがひさはなかなか帰らない。子供によくよく聞いてみると、ひさは川に落ちた彼を助けて、
自分は流れに飲まれてしまったらしい。慌てて村中総出で川を探すも、ひさは見つからなかった。

ひさが消えた後、夜空に明るい星が見えるようになった。村人はひさは星になったのだと
その星を「ひさの星」と呼んだ。

いわさきちひろの可愛い絵のついた本なんだけど、子供にトラウマ植え付けるのは必至だなと思う…


768 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/04(火) 22:56:19
自分でやろうと思わずに大人に助けを求めなきゃね

772 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/04(火) 23:49:48
親に対する教訓を、子どもの読む絵本に込めるなよなぁ…。

773 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/05(水) 00:00:11
親が読み聞かせるのが前提なんだろうけどさ、絵本って

774 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/05(水) 00:14:35
子供の絵本には子供の成長に必要なエピソードの手本が入っている。
自分の親だと名乗っているこの大人がどんな人間なのか批判的な目で分析でき、
その対処法のヒントも入っている。コイツニハナニヲイッテモムダダという投げやりな
対処では、いざという時でも相手が曲解する。わかろうがわかるまいがとにかく、
自分の正義を主張せよ。でもこの子供ほんと運がわるいよな。

777 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/05(水) 00:42:12
>>767
この手の話で最後、「お星様になりました」とか「花になりました」とか。
一見美談に聞こえるけれども、非業の死を遂げたことには変わりないんだから。
やっぱり後味悪い。

782 名前:767ではないですが 投稿日:2006/04/05(水) 05:27:32
>>769
一応、作者の意図としては、
「ひけらかす事無く、誰に知られなくても良い事をする尊さ」みたいなのが
訴えたかったメッセージだと思うよ。
ただ、そこへ導くには「星になって後世まで名を残す事が長生きする事より偉い」って
前提がないといけない。
個人的には「星になったと言われはしても結局死んだんじゃん」と思うタイプは、
「やっぱ、自分の思いは自分で主張していかないとダメだな」って受け取ってもいいと思う。

783 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/05(水) 06:20:28
>>782
ただ、こちらとしては親以外に、ひさと助けてもらったガキに「お前らもきちんと言えよ」
と思ってしまうね。
子供たちがそういう教訓も得てくれるといいのだけど 

786 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/05(水) 10:19:41
「ひさの星」って幼児の頃に読んで、凄く心に残ってた。
確かに大人に対して「そら見ろ!悔やんでも遅いよ!」的な気持ちにもなってたけど、
ここまでの流れが個人的に、かなり後味悪かったよ。
フォローする意見が出てたんで救われた。
大人を批判したいわけじゃないと思う。
いわさきちひろの描くひさが、ふわっとしてあどけなくて可愛かったんだよね。
目の前で自分より小さい子が、犬に襲われたり溺れそうになってたりで、
思わず自分が危なくなるのも構わず救ってしまった。
自分もか弱くて可憐な存在なのに、そうやって死んでしまったのが、
最初は誤解されて悪く思われても、最後は理解してもらえて救われた気がしてた。
それを20年以上経って、全面否定された感じがして辛かったよ…
フォローレスが付いて本当に良かった。ちょっと泣きそうだったよ。

790 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/05(水) 12:19:19
「認められて良かったね、良い事をした甲斐があったね」という終わり方では無いからこそ
高潔な精神の揺ぎない尊さ、というのを伝えてるんだろうなと思う。

797 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/05(水) 13:49:08
「たとえ認められなくても、良い行いをした君は美しいんだよ」
みたいな教えが込められてるんだろうけど、どうも
「世の中要領よく生きたモンの勝ちだ!」って思っちゃうな…。

 

ひさの星 (創作絵本 7)
ひさの星 (創作絵本 7)


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