ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その49 » ゆがみ(ももち麗子)

70 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/16(金) 00:39:45
ももちは体育教師のいじめで自殺する女の子のやつがきつかった

83 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/16(金) 23:14:37
>>70 タイトル忘れたがひらがな3文字だった

主人公の入学する事になった中学校は数年前までかなり荒れており、
校内暴力も日常茶飯事だったらしいが、今では落ちついている。
なんの部活に入ろうか、彼氏もつくっちゃおうか、
そんな夢を語りながら主人公は友人と共に門をくぐった。
だがその夢はすぐに裏切られた。
荒れた生徒がいないかわりに、その中学校には異様に厳しい校則の数々があった。
生徒指導の実績を持つ教師・郡司がその原因だった。

郡司は定期的に女子の下着の検査をする。
白以外の色は校則によって禁止されている。
男子生徒の前で男性教師にスカートをめくられ検査される事に
主人公は羞恥を感じるが、それでも教師に逆らう事は出来ず耐えていた。
だが友人は違った。こんなのおかしい、ただのお前の趣味だろと真っ向から対抗した。
髪を結ばない友人の髪を郡司は叱り、切ろうとする。
「切るんなら保護者の前で切ってみろ文部省の前で切ってみろよ」
その言葉に郡司は手を止めたが、覚えてろとつぶやきながら去っていった。

その他の校則では、男女で会話をする場合は3M以上離れて
双方とも三人以上いる時のみするようにとか(男女交際ももちろん禁止)、
校外でも中学生としての自覚を持ち制服で行動するようにとか、
その他もろもろ髪や制服について細かい指定がある。
全校集会の時はそれらの校則を大声で斉唱させられたりする。
作者曰く、実在する校則らしい。

ある日の下着検査の日、また反抗する友人。郡司は彼女を殴りつける。
倒れた拍子で赤い下着が見えた。郡司は校則違反だと叫び、
無理矢理制服をはぎとり下着姿にして生徒たちの前を引きずり回す。
引きずり終えた後制服を投げつけられ、友人は服を着ながら泣いていた。
そして着替え終わると走り出し、校門も抜け、泣きながら踏み切りに飛び込んだ。
追っていた主人公は、友人が肉片と化して行く姿を目の前で見てしまい呆然とした。


84 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/16(金) 23:15:51
葬式で泣き伏す友人の父。娘はいつも殴られて傷だらけで帰ってきた。
そのたびに暴力だけはやめてくれと父は懇願した。]
なのにしまいには辱めを受け自殺してしまった…
どんなに時間と金がかかっても必ずあんたを訴えると父は郡司に叫んだ。
ニヤニヤする郡司。葬儀に来ていた他の保護者たちは口々に噂する。
荒れていた中学校をまともにしてくれたのは郡司先生。郡司先生の方が正しいと。
校則を破って先生に反抗していた不良が当て付けに自殺して、かわいそうなのは郡司先生だと。
葬儀からの帰り、主人公は校則によってつける事を義務付けられたヘルメットを地面に叩きつける。
友人が死んでも郡司は変わらない。そんなの犬死にじゃないかと。自分が友人の意志を継ぐと誓った。

それから生前の友人のように振舞う主人公。校則改変のために秘密裏に署名運動も行う。
だが返ってきたのは「たった3年間なのに我慢もできないんですか」「最低限の校則は必要」という返事ばかり。
また、生徒の中には郡司信者の者もおり、すぐに郡司に知られてしまった。
体育の授業中に、バスケットボールのカゴの中に入れられプールに放り込まれ、溺れかける主人公。
それを人形のような目で見下ろすクラスメートたち。生徒たちには妙な連帯感があった。
「反抗しなければこんな目にあわない、従順でいよう」という。
郡司は明らかにそれらの行為を楽しんでいた。
主人公を友人に次ぐ、新たな見せしめとして扱っていた。
郡司によって汚された体操服を親に見せ「これが体罰の証拠になる裁判で有利になる」と
話すと、親はすぐに体操服を奪い洗濯機に放り込んだ。
何故かと問うと、そんな事をしたら進学に関わるから先生に逆らうなと親は言った。

勢いに任せ同じ踏切で死のうとしたが立ちすくみ、
踏み切りで手をあわせていると、高校の制服を着た人が隣で同じように手をあわせた。
自分も同じ中学出身で、同じように郡司にいたぶられ、
郡司の前で舌を噛み千切ろうと思った事さえあるとその人は言う。
友人の自殺の理由は「家庭に問題があったから」という風に改変されて伝えられているらしいが、
郡司のせいだと知っている、がんばってとその人は励ましてくれた。


85 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/16(金) 23:17:08
徹底的に反抗しようと、私服で登校し、憤る郡司を責め立てる主人公。
怒り狂った郡司は主人公の首を絞め、階段から投げ落とした。
薄れゆく意識の中で主人公は思う。
こんな風に教師が生徒を校則で縛りつけようとするのは、
当の自分たち生徒が腐っているからだろうかと。

その件で郡司は逮捕され、問題の校則も世間に明るみになった。
それでも郡司は教育者として正しい事をやっただけだと言い続けていた。
友人の父との裁判はまだ続いている。友人の父は主人公に言った。
「娘はもう戻ってこないけど、それでも郡司に自分の非を認めてほしい」と。
主人公は階段から落とされた後遺症で時々頭痛と視界の異常を感じるようになった。
踏み切りで亡き友人の冥福を祈る。その横を、中学の制服を着た少女たちが通る。
彼女たちは立ち止まり、踏み切りの前で手をあわせた。
主人公はそれを見て涙ぐんだ


87 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/16(金) 23:33:49
>>85
それってライフとかラインとか系のタイトルのやつかな?カタカナだから違うかな。
知り合いが「すごいよ」と言ってたので気になってたんだが・・・ほんとにすごいな。
実際ここまで酷くはなくても、こういう教師っているんだろうな。
このスレでもしょっちゅう教師の話がこれでもかってくらい出てくるし。

しかし要約うまいな。すげー読みやすかった。
読んだ後なんともいえないドヨーンとした気分になった。
郡司反省してないのか・・・。


98 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/17(土) 00:03:31
>その横を、中学の制服を着た少女たちが通る。
書き忘れたがこの子らは新入生だった。すまんかった。

99 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/17(土) 00:08:00
たしかその新入生達は、前の規則ではありえないような靴下やバッグで登校してて、
歩きながら「自殺した先輩のおかげで、今の中学は規則なしで楽だよねー」みたいなこと話してる。
主人公は座り込んだままその話を聞いてるんだけど、ふと隣を見ると
その中学生たちが踏切に手をあわせてた…みたいな感じだったと思うよ。

120 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/17(土) 08:15:08
>>99
確か「自殺した先輩のおかげで」みたいな言い方じゃなくて
「校則のせいで自殺した先輩もいるんでしょ?私たちは校則がゆるくなってから入学してラッキーだったね」
みたいに言ってたと思う。 細かいけどニュアンスが違う。

121 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/17(土) 10:22:21
>>120
そのセリフのあと踏み切りにさしかかって
「あ、ここだよ、例の・・・」と言って新入生3人で手を合わせる。
その子らは去り際に、
「ね、知ってる?強制的に身体検査したり髪切ったりするの
全部法律違反なんだって。憲法ってやつ勉強しちゃったー」と。
主人公はそれを聞いて涙する。
『ねえミホ(死んだ友達)、聞こえる・・・?』

というわけで少しだけ後味いいかも。
ちなみに題名は「ゆがみ」です。

 

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