ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その50 » 天にさけぶ無用ノ介(さいとう・たかを)

66 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/03(月) 23:22:33
ゴルゴ13のさいとう・たかを が昔少年マガジンに連載していた
侍劇画『無用ノ介』の1エピソード

孤独な賞金稼ぎの主人公はある日、
自分を先生と勝手に慕う賞金稼ぎ志望の若侍と知り合いになり、海辺の村で大海蛇退治にかかわることに。
結局海蛇は賞金首の海賊らが根城の孤島から人払いをするための張りぼてで、
人を斬ったことの無い若侍をお荷物に感じながらも一味を捕らえ
若侍「うみへび退治はできなかったけど、なんか、いい気分です!」
無用ノ介「長生きするぞ、お前は」
この話はこんな感じで終わるんだが、その続きの話

とある町で無用の介は自分を斬って
賞金を祖父と弟にめぐんでやってくれ、と懇願するこそ泥の賞金首に出会う

事情を聞けばこの男、江戸で横領を偽装するため武家屋敷で盗みを働いてくれとある侍に持ちかけられ
稼ぎは少ないが侍から小判を頂けば名前が売れると思い承諾し、手はずどおり少量の金を盗み出すも
うっかり事情を知らない警備に目撃されており、捕まれば横領の事実が明らかになると
口封じに殺されかけるが、からくも逃れ首に賞金を賭けられながらも故郷の町へ逃げ帰って来た。

ということらしい、わけありの連中が多い町人出身の賞金首は斬りたくない信条の無用ノ介は
興味ないから帰れとこそ泥を追い払うが翌日またあの男が押しかけてきた。
かの侍とその仲間がここまで追い詰めて来て祖父と弟が捕まった。
俺の命と引き換えだと脅迫されてるが、行けば間違いなく家族そろって殺されるから助けてくれと。
無用ノ介は仕方なく力添えをし無事二人を助けるがそこに若い賞金稼ぎが現れる、
かつて自分を先生と慕い、ともに海賊退治をしたあの若侍だった。

首はくれやるけど祖父と弟の前では勘弁してくれ、と手を合わす男を若侍は容赦なく斬り殺しひきずって行く
彼は無用ノ介のような賞金稼ぎを目標として生きていくうちに、血も涙も無い人斬りと化していた。
やり場の無い怒りにかられ、かつて自分を先生、先生と慕ってくれた若者と剣を交え、そして殺す無用ノ介
『やっぱり強いな・・さすがは・・賞金稼ぎの・・せん・・せい・・』少し笑って若侍は死んだ

兄の亡骸にすがりつきながらこそ泥の弟が叫んだ
「きらいだーっ!さむらいなんかみんなきらいだーっ!みんな死んじまえーっっ!!」

 

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