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337 名前:1/2 投稿日:2006/07/09(日) 01:10:28
「天使のナイフ」を時系列順に

幼い祥子は友人がいたずらの末に惨殺されたのを発見する。
犯人はまだ15の少年で、やがて補導された。

中学生の祥子は学校に友達がおらず、暇つぶしにゲーセンで遊んでいた。
同じような少女・さとみと出会い、すぐに打ち解ける。二人を高校生の男たちがナンパしてきた。
さも当然というように奢ってくれる彼らと楽しくすごすが、人気のない公園に連れて行かれ雲行きが怪しくなる。
男は二人を無理矢理テレクラに電話させて、金を持ってそうな中年男を公園に呼び出させた。
そして殴る蹴るの暴行を加えた末に金を奪い取り、嫌がる二人を無理矢理カラオケに連れて行った。
そこでレイプされそうになるが、祥子は男が親父狩りの時に使っていたナイフを奪い取り、
男たちを脅しつつ無事にカラオケ屋から脱出できたが、そこには追ってきていた中年男が。
「大事な物が入ってるんだ返せ!」と二人をグルだと思い込んでいる中年が襲いかかってくる。
もみ合ううちに祥子は中年を刺し殺してしまった。放心し、気づくと二人は警察にいた。
祥子は少年院に行く事になり、さとみは保護監察処分となった。

退院した祥子は定時制高校に通いながら、看護師を目指すようになった。
アルバイトも真面目にやり、店長といい感じになり、やがて出来ちゃった結婚。
看護師への道は育児のためにしばし中断となったが、それでも幸せだった。
祥子が殺した男は高校教師で、テレクラで会った少女に殺されたという事から、
被害者でありながら酷いバッシングを受けていたと聞く。
そして男の娘は現在、難病を抱えており、高額な治療費を捻出できないために
病死しようとしていた。罪悪感を持ちつづけていた祥子は、
アルバイトで貯め続けた学費として使う予定だった500万円を用意する。
だが少女の治療のためにはまだ足りなかった。
そんな時、幼い頃に友人を惨殺した犯人と出会う。
彼は過去を忘れるために必死で勉強し弁護士になり、有名な弁護士の養子となっていた。
しかし更正したわけでも罪悪感を感じているわけでもない彼を祥子は脅す。
周りに過去の殺人事件をばらされたくなければ、500万円を払えと。
人殺しの自分達は償いをしなければならないと。
やがて二人の1000万円が振り込まれ、少女は一命を取りとめた。


338 名前:2/2 投稿日:2006/07/09(日) 01:12:30
少女・歩美は父を殺した祥子を憎んでおり、殺意を抱いていた。
だが少年法に守られた祥子の名を知る事すらできなかった。
ある日、父を殺した犯人のものだという顔写真と住所氏名などを書いた手紙が送られてきた。
自分の命を救ったのが祥子である事も知らず、手紙の送り主が、
過去を知る祥子を抹殺しようとする弁護士である事も知らず、歩美は祥子殺害を決意する。
まだ入院を続けていた歩美は、祖母の見舞に来ていたという少年・丸山に会う。
丸山は不良少年にいじめられており、彼に幼児へのいたずらを強制させられていた。
不良は複雑な家庭環境に育ち、義理の弟への鬱憤を幼児の苦しむ姿を見ることで形で晴らそうとしたのだった。
丸山は歩美にその様子を撮影させる。
ビデオを公表されたくなければ、祥子を殺せと不良少年を脅したのだった。
まだ13歳の少年たちは逮捕される事はないし、丸山ならば
不良少年に脅された末に同行させられたというだけで世間からは哀れまれるし、
大した傷はつかないと判断したのだった。
そして丸山の思惑通りに不良少年は祥子宅に侵入し、祥子の首を切り裂いた。
祥子は生後5ヶ月の娘を守るように抱きかかえたまま絶命した。
主犯の不良少年は更正施設に送られたが、丸山は保護観察処分ですんだ。

金ほしさという理由でいきなり妻を殺された
祥子の夫視点で話が進んで行くんだが、
真実がわかっていくにつれて後味がどんどん悪くなっていった(‘A`)


339 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/09(日) 01:35:55
>>337
乙。弁護士胸糞だな。

 

天使のナイフ (講談社文庫)
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