ホーム » 小説 » 児童文学・絵本・昔話 » 迷子のサーカス(別役実)

492 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/12(水) 00:41:50
どこかで読んだ童話?だったかな。
ある国のサーカス団が、ある大きな街のカーニバルで公演するために馬車で旅をしている。
方向などの一切分からない巨大な砂漠を通るのだが、その砂漠に差し掛かったサーカス団は
ある方角に輝く、1つの大きな青い星を目印として進んでいた。
夜にならないと進めないため、専ら昼は休んで夜になると、ただひたすら星の方角へ歩く。
ある夜、向こうの方から同じようなサーカス団が馬車を連ねて歩いてきた。
話をすると、どうやら目的地は全く一緒の街であり、
カーニバルでの公演以来が来たから、そこへ向かっているという。
ところが、そのサーカス団は、自分達の目印にしている方角とは反対方向の
赤い大きな星を目印にして旅をしていると言うではないか。
自分達の方が正しい、いや自分達が正しい、2つの団は言い争う。
2つの団の占星術師?が数時間にも渡って話し合うが、どうも埒が開かない。
2つの団が話し合った結果
「両方が間違った方角へ進み、両方とも街へたどり着けなかったらカーニバルは盛り上がらない。
 せめてどちらかの団だけでも行けたら、それで良いじゃないか」
と、互いの星を目印にして旅を続けることを決意する。
青い星の方角目指して進むこと数日、一向に街に着く気配はない。行けども行けども砂漠ばかり。
そう、このサーカス団は完全に迷い込んでしまったのだ。
団員も動物達も生気を完全に失い、声も出せないほど疲れ果ててしまい移動する気力はない。
馬も動けなくなり、歩くことを辞めてしまう。
足を止めたサーカス団を、容赦なく砂漠の砂と風が埋めていく。
サーカス団は埋められながら、街に着いたであろうもう1つのサーカス団に思いを馳せる…

527 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/12(水) 12:39:15
>>492
は、続きないの?

537 名前:527 投稿日:2006/07/12(水) 15:34:24
>>492は別役実だということを書き忘れてた。
家にこの本があるけど、砂漠で埋もれるところで終わってる。
このスレが好きな人は好きになれそうな話ばっかな希ガス。

 

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