ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その50 » 移植

916 名前:1/2 投稿日:2006/07/19(水) 09:18:00
昔読んだ少女漫画、タイトル・作者とも忘れてしまったが。

とある姉妹、姉は女優を夢見て上京する。
しかし妹に一通の手紙が来ただけで、その後消息不明に、妹は姉を探しに上京。
あてどなく姉を探すが、見つからず意気消沈。

そんな折に天才美少女女優と、その母親とマネージャーに偶然出会い、事情を知った3人は
それは可哀想に、お姉さんも女優志望ならうちにいれば情報が入るかもしれない、
っと優しく妹を迎え入れる。

だが美少女女優の様子がどうもおかしい、実は彼女は通常の人間の何倍も老化が早く
皮膚はすぐに皺が深くなり、眼も濁ってくる。
その度に母親とマネージャーはさらった若い女性から、皮膚や眼球を移植していたのだ。
事態をうすうす感づく妹だが、美少女女優の家から姉の気配を感じてどうしても逃げ出せない。

その間に、もはや婚約者の男優の顔さえも、ボケて分からなくなる美少女女優。
今度は脳を移植しなければ、と言う母親。美少女女優が居なければ、お金が入ってこないのだから当然だ、
そして妹が脳移植のドナーに選ばれる、流石にペーパーナイフを武器に窓から逃げ出す妹、
とそこに駆けつけてくれた恋人。

嬉しくて泣きそうになりながら逃亡を図るも、鼻をつく油のにおいにはっとする。
恋人は工場で油まみれで働く醜男、当然給料もよくない、段々と妹の中で湧き上がる将来への不安。

脳が美少女女優になれば、注目を浴びて美男の男優と結婚できて、お金も入ってきて、良い事だらけじゃないか?


917 名前:2/2 投稿日:2006/07/19(水) 09:25:25
持っていたペーパーナイフで恋人を刺し殺し、妹は私を美少女女優にして!と。

そして、姉が女優志望でもあったおかげか、めきめきと頭角を現す妹。
世間の賞賛と素敵な婚約者、湯水のようなお金、全てが幸せだった。

だが夜寝ているときに急に首を絞められる。
誰!?と思って暴れるも、締めているのは自分の腕だ、そして妹に語りかけてくる姉。

姉も移植手術の被害者になっていたのだ、腕だけだが、それでも優しい婚約者を抱きしめられる。
演技が出来る、と納得していたのに妹が自分を支配する脳になったのが許せない。

そんな姉に抵抗する妹、はいつくばって台所へ行き、叫びながらも腕をコンロで燃やしてしまう。
姉の意識は途切れ、音を聞きつけてきたマネージャー達に言う妹。

『今度はもっと素直な人の手を移植して』

最高の笑顔でカメラに向かう美少女女優でEND

色々、後味が悪かった。


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