冷凍保存
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329 名前:1/2 投稿日:2006/07/27(木) 01:02:52
- ある大富豪が不治の病になった。まだやりたい事が沢山あった。
その大富豪は冷凍人間になって、将来医学の進歩した時代に生き返ろうと考えた。
身寄りはない。金はたくさんある。冷凍人間になった自分を管理してもらう
ために選びに選んで一人の誠実そうな男を養子にした。大勢の科学者(医者?)が集まり、大富豪の身体を冷凍するための装置が作られた。
巨大な敷地に巨大な四角いコンクリート(?)の建物が建てられ、その装置が中に設置された。
そして、大富豪は現代の延命治療を拒み、冷凍人間になることの喜びを笑顔で語り、絶命した。
富豪の遺体は素早くその装置のある建物に運ばれた。ここまでが再現フィルムで語られて、話は20年後、現代の話になる。
当時その富豪を取材したジャーナリストが、その後の富豪を追跡してみることにした。
そのジャーナリストは冷凍人間になることは素晴らしい、と思っていた。
自分もお金があるならば、冷凍人間になりたいと考えていた。
テレビ局がその話を聞きつけ、面白そうだと言うことで取材に同行することになった。
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330 名前:2/2 投稿日:2006/07/27(木) 01:03:29
- 装置があった建物があった場所を訪ねるジャーナリストとテレビ取材班。
建物は既になく、高級住宅地になっている。が、その富豪の養子という男が見つかる。
その養子が住むという豪勢な屋敷を訪ね、大富豪の遺体について訊ねると、
養子は広大な屋敷の敷地の端のプレハブ小屋のようなみすぼらしい建物に案内した。
中に大きなクーラーボックスのようなものがあった。富豪の遺体はその中に入れられているという。
大富豪の遺体を見たいと言うと
養子は氷を除けて、遺体をくるんであるビニールを剥いで見せた。人間の顔らしいものがあった。
鼻が欠け、耳がなかった。養子はビニールをかぶせながらこともなげに言った。
「片手、片足も随分前に欠けてしまったんですよ」
「生き返ると思う?」とジャーナリストに聞かれて養子は「まさか」と笑う。
無言で立ち尽くすジャーナリストを映すカメラ。
男は富豪の遺体を冷凍したまま維持する、という条件で
莫大な遺産を定期的に定額ずつ受け取る事になっていた。……小さい頃にテレビでみて、物凄く衝撃的だったので記憶に残ってる。
あまりの内容にドラマだったのでは、と今でも思う事がある。
確かにドキュメンタリーだった記憶があるんだけど、でも、ドラマだったのかなぁ……。
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331 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/27(木) 01:20:41
- ドラマだろう。どう考えても。
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338 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/27(木) 02:17:06
- >>329
え…自分はこれ読んで、実話だろうと思ったが。
本当にこういう目的で、冷凍睡眠に入ってる人たち本当にいるらしいし。
でも、生きたまま冷凍するんじゃなくて、絶命してから冷凍してたの?
それだと、未来でも再生は無理じゃないかなー……
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339 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/27(木) 02:52:04
- 保存を条件に遺産貰ってる人が
保存状態の悪さをテレビで公表するわけ無いじゃんw