パンドラキン(魔夜峰央)

977 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/08/21(月) 20:26:31
魔夜峰夫の短編
うろ覚えなので間違ってるかも

主人公はパスタが大好きな少年
ある日主人公は大蛇が人を飲み込んだ後側にあった草を食べて人間を消化しているのを目撃する
あの草には食べた物を消化するのを助ける効力があると思った少年は
草を持ち帰り同じくパスタ好きの友人にパスタ大食いの勝負を挑む
限界が来た所で友人に余所見をさせてその隙に持ち帰った草を食べてパスタを消化させる作戦
振り返った友人が主人公を見ると主人公の座ってた椅子には人間の形をしたパスタの塊が載っていた
あの草は消化を助けるのではなく人間を溶かしてしまう草だった
主人公は限界以上にパスタを食べていたので人間型にパスタだけ残ったってオチ

その続編 今度は友人視点で話が進む
友人は主人公の所から人間を溶かしてしまう草を持ち帰る
エキスを抽出して香水瓶に詰め気に入らない人間が居ると草のエキスを吹きかけては消していたが
ある日母親に触ると母親が溶けてしまう
動揺してメイドにかけよると友人の息がかかっただけでメイドも溶けてしまう
草のエキスを扱ってたので友人の体質が人間を溶かす草に近いものになってしまい(ここら辺の説明詳しく覚えてない)
ラストは友人以外誰も居なくなってしまった世界で友人が絶叫して終わり

最初の話でパスタが人間型になって椅子に座ってた絵が不気味でしばらくトラウマだった
人間を溶かす草持って大食い勝負に挑む話って落語にもあったような気がする

 

妖怪缶詰 (第1巻) (白泉社文庫)
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