ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その54 » ブッチャー・ボーイ

369 名前:1/2 投稿日:2006/09/09(土) 18:11:25
アイルランド映画映画「ブッチャー・ボーイ」

主人公のフランキー少年は飲んだくれの父親と精神病気味の母親の間に生まれた。
生活は厳しいが、彼は幸せだった。
親友のジョーと悪戯をし、森を駆け回りる日々は輝いていたし、
今でこそ夫婦関係は崩壊寸前であるものの、
親戚の間で語られる両親のロマンチックな新婚時代の逸話は、
フランキーに家族の愛というものを教えてくれた。

いつの頃からか彼の住む町にお金持ちの親子が住むようになる。
彼らの家は清潔で、おしゃれで、息子は音楽を学んでいる。フランキーとは大違い。
フランキーはその親子を、特に母親を目の敵にするようになった。

ある日、精神を病んでいた母親が自殺した。フランキーの幸福な人生はこのときから音を立てて崩れだす。
フランキーは鬱憤晴らし?に金持ち親子の家を荒らして教会の更正施設に送られる。
そこの神父に性的な虐待を受けた彼は口止めを条件に出所させてもらい、町の肉屋に就職。
だがフランキーの度を越した悪戯に嫌気がさしていた親友は、フランキーが施設にいる間に
彼でなく金持ちの息子の方を親友として選び付き合うようになっていた。
父親は幾分心を入れ替える様子を見せるも、フランキーが帰ってきてすぐ病死。
孤独なフランキーはそのことを誰にも知らせず父の死体と共に暮らしていたが、結局精神病院送りとなる。


370 名前:2/2 投稿日:2006/09/09(土) 18:12:39
病院を脱走した彼は昔のような幸せな毎日を取り戻すことを夢見て、親友のもとへ駆けつける。
フランキーは親友が金持ちの息子よりも自分のことを選んでくれると純粋に信じていた。
離れていても彼はずっとフランキーの心の支えであり、幸せな時代の象徴のようなものだったから。
だがそれは一方的な思い込みで、親友は彼を拒絶。
さらに両親の逸話も父親のでまかせで、幸せな新婚時代などなかったことが発覚。
彼は全ての心のよりどころを失った。

自分の人生が狂いだしたのはあの金持ち野郎が来てからだ。
憎しみに駆られたフランキーは屠殺道具を手に取り、金持ち婦人を惨殺。
その後狂ったように笑いながら自宅に油をまいて放火し、大やけどを負う。
彼は刑務所行きとなり、出所できたのは中年になってからであった。

最終的には信仰によってか何かで彼の魂は救われたようだが、
12,3歳の少年が打ちのめされて少しずつ狂っていく様子が怖くて可哀想で、
もっと早く何とかできなかったのかと・・・。
最悪の結果が訪れるまで止まらない不幸の連鎖が後味悪でした。

 

ブッチャー・ボーイ【字幕版】 [VHS]
ブッチャー・ボーイ
【字幕版】 [VHS]
ブッチャー・ボーイ【日本語吹替版】 [VHS]
ブッチャー・ボーイ
【日本語吹替版】 [VHS]


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...