ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その54 » 妄想こそが彼女の全て

726 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/09/15(金) 13:47:43
流れを元に戻さねば(`・ω・´)シャキーソ!

ある精神科医の若いころの話。
彼が勤務する病院には中年の女性患者がいた。
分裂症だがたいていはおとなしく、いつも機嫌よく笑っていて若々しい、かわいらしい女性だった。

彼女には婚約者がいて、彼は優秀な外科医だという。
2人のデートの様子を楽しそうに語る彼女は幸せそうだった。

・・・・もちろん彼女には婚約者などいない。
デートも、退院したら結婚するという話も、彼女の妄想だった。

彼女の担当医はまずこの妄想を取り除こうと懸命に治療を続けた。
やがて彼女は回復、すべては妄想だったのだと理解することができた。
退院も間近だと喜ぶスタッフ。
だがある日、彼女は屋上から飛び降りて死んだ。

妄想は彼女のすべてだった。
それを奪われ、自分は「心を病んだ孤独な中年女」でしかないという現実を突き付けられた。
彼女は「現実」に耐える力を持たなかったのだ。


727 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/09/15(金) 14:33:46
>>726
ネットで読んだ症例では逆のことをしてる医者がいたよ。
彼女の現実は妄想とともにあり、妄想なくしては彼女は生きられないとして、
妄想を治療することなく、それ以外の症状を治療していったって。
今では医者自身が彼女の恋人の1人に認定されてる。
と淡々と書いてあった。

理解というか、先を見通せる医者に出会えなかった>>726の中年女性は不幸だったよね。
しかし、妄想にしがみついてまで病院の檻の中で生きていくくらいなら、
現実を知って死ねたのはよかったのかもね……


後味悪い
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