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981 名前:貫井徳郎「慟哭」1/2 投稿日:2006/10/31(火) 01:47:34
殺人犯松本とキャリア刑事佐伯の二つの視点で話が進む。

娘を失い心に穴が空いた松本は、宗教に救いを求めるあまり
娘を取り戻すための悪魔的な儀式に手を染めていく。
儀式とは自分の娘と条件の近い生贄を差し出すこと。
松本は無能な警察を挑発しながら次々と生贄を捧げ(=幼女連続殺人)、
ついに理想的な条件の女の子を見つける。

一方、佐伯は政治家の隠し子であり警察長官の婿養子という立場から職場では孤立し、
夫婦仲も醒めきり、娘だけが心の支えになっている。
佐伯は周囲の批判や軋轢に晒され、心身を削りながらも幼女連続殺人犯を追い、
挑発的な犯人を止めるためにメディアを使って犯人に呼びかけるが、
その結果自分の娘が殺人犯の標的になる。


982 名前:貫井徳郎「慟哭」2/2 投稿日:2006/10/31(火) 01:51:01
松本が娘を付け狙い犯行に及ぼうとしたそのとき、張り込んでいた佐伯の部下によって
松本は捕らえられる。刑事は松本に語りかける。

刑事「探しましたよ佐伯さん…」

佐伯は娘を殺されたことで全てを失い、離婚して佐伯姓から松本姓に戻り
娘の復活のために殺人を繰り返していた。
ラストで松本は自分を捕まえたかつての部下に問いかける。

佐伯「私の娘を殺した犯人は捕まりましたか?」
刑事「いいえ、未だ何の手がかりも掴めません…」

連続殺人犯に娘を殺された佐伯=松本が娘を蘇らせるために連続殺人を犯すという話。
全く救いのないラストに読後感が異常に重い。


986 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/10/31(火) 03:19:33
>>981-982
佐伯=過去視点で松本=現在視点なんだな。すげぇ・・
てか「慟哭」ってあの、表紙が異様に恐いやつか

 

慟哭 (創元推理文庫)
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