ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その58 » 恋する心臓(まつざきあけみ)

648 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/11(土) 21:35:42
以前読んだ少女漫画。
主人公は医学の研究者で、心臓の持つ感情について研究してる。
研究一筋で異性に興味を持ったこともなかったのだが、
ある時、同じ研究室の美人の女医に興味をもつ。
彼女を見ていると、何故か自分の心臓が強く鼓動するのだ。
このコトから、主人公は自分が恋をしているらしいと判断。
彼女にうち明けるも、言い方が回りくどい上、ぶあついメガネで坊ちゃん刈り、
おしゃれのセンスもない主人公はバカにされ、見事にふられてしまう。
そもそも彼女は、若い美形の科学者と恋仲だった。

主人公が気分を害していたところ、彼女と恋人とが、ある日事故に遭う。
あっさり他界した二人。二人は科学者として、自分たちに何かあったら、
その死体は実験材料として、研究室に寄贈する手続きをしていた。
さっそく二人の心臓のみを引き取る主人公。別々のガラス菅に入れて蘇生させる。
ところが、ためしに二つの入れ物を近づけてみると、二つの心臓の鼓動は大きくなった。
離すと、がっかりしたように鼓動は小さくなる。
主人公の「心臓にも感情はある」という研究は立証された。
その上、彼はまたとない復讐の手段も手に入れたのだ。
毎日、入れ物を離したり近づけたりして楽しむ主人公。
どんなに心臓たちが愛し合っていても、決して一緒になれるコトはなく、
こうして日々、あんなにバカにしていた主人公に、その気持ちをもて遊ばれるしかないのだった。
今日も主人公は二つの心臓をいたぶって楽しみ、ひとりごちるのだった。
わはは、ボクって本当に意地悪だなーっ、と。

 

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