歪みの国のアリス

136 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/19(日) 00:55:40
携帯用ホラーゲーム「歪みの国のアリス」のエンディングの1つが後味悪かった。

主人公の亜莉子は幼い頃の火事で
亜莉子を助けるために父が死んだせいで、
ショックで精神を病んだ母から虐待を受けていた。
亜莉子は無意識のうちに作り上げた
「不思議の国のアリス」のような空想の世界に逃避することで
虐待に耐えていたが、その空想も母が嫌がったため心の奥に封じ込め
やがて成長するとともに忘れてしまっていた。
ただその世界の住人のひとり「シロウサギ」だけは亜莉子も知らないまま、
不安や憎しみといった負の感情を亜莉子の代わりに受け止め続けていた。

しかし、ある日母が再婚相手の武村を刺し、
さらに亜莉子をも殺そうとしたことがきっかけで空想の世界がよみがえり、
さらに暴走した「シロウサギ」は母を殺し、亜莉子の命を狙う。
色々あって亜莉子は「シロウサギ」を倒し、空想の世界と決別した。

ここからがそのエンディング。
かろうじて一命をとりとめた武村は慰謝料も治療費も請求せず、
それどころか亜莉子に自分の娘にならないか、ともちかける。
と、ここまで聞くと武村がすごくいい人のように思えるんだけど、
最後の最後、亜莉子の叔父と武村との会話で、
武村が好きなのは亜莉子、つまり武村が亜莉子の母と結婚しようとしたのは
亜莉子を手に入れるためだったのではないか…と匂わせる描写がある。

あくまで匂わす程度ではっきりとは書かれてないんだけど
そう考えると、母が武村を刺した理由も
武村が慰謝料も何も請求せず、また亜莉子の母が死んでるのに
たいしてショックを受けてなさそうな理由も全部つじつまが合ってしまう。
亜莉子はそんなこと思いもよらず単純にお父さんができるかも、って
喜んでるだけに、武村の娘になった後のことを考えると…


164 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/19(日) 13:28:29
>>136
タイトルだけ知ってたがそういう内容だったのか。
不思議の国のアリスのブラック版というのはわかってたけど、
現実もブラックだな