ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その59 » ブラウン・バニー

408 名前:1/3 投稿日:2006/11/23(木) 05:01:03
映画「ブラウン・バニー」

主人公の男はアメリカ国内のサーキットを転戦するオートバイレーサー。
一戦が終わり、男は一人オートバイをバンの後ろに積み込んで次のレース地であるカリフォルニアへと向かう。
旅の途中、男は恋人の実家に立ち寄り、彼女の両親と会った。
彼女の母親は、娘が長い間連絡をよこさないことで愚痴をこぼし、
男に向かって「あなたはいったい誰?」と尋ねる。男は
「娘さんの幼なじみで、今はカリフォルニアに家を建てて一緒に暮らしています。
 あなた達も一度来てくれたじゃないですか・・・」
と答えるが、母親はわからない様子。父親の方は会話に加わろうともしない。
いたたまれなくなった男は恋人の実家を後にし、孤独なドライブを続けた。


409 名前:2/3 投稿日:2006/11/23(木) 05:04:03
道すがら、男は、通りすがりの女達と束の間ふれあいながらも
突き放すように別れるという奇妙な行動を繰り返す。ひたすらバンを運転し続ける彼の表情は暗い。
やがてカリフォルニアに到着した。オートバイをレース仲間に預け、
恋人が住んでいるはずの家を訪れるが、家には人気が無く、彼女の名を呼び続けても返事はない。
男は家の戸口にメモを残し、ホテルに宿泊する。
その夜、ホテルで待っている男の前に恋人が現れた。彼女は
「以前と同じように愛して欲しい」と哀願するが、男は拒絶する。
それでもなおすり寄ってくる彼女に、フェ○チオを要求する男。
彼女が素直に従う間にも、「こういう風に他の男とも楽しんだんだろう、売女め!」
と罵り続ける。ことが終わると、男はベッドに横たわりすすり泣きながら
「なぜあんな奴らについて行ったんだ・・・」と恨み言を言う。
彼女は彼を抱き締めながら、二人が最後に別れた時に何が起こったのかを語り始めた。

410 名前:3/3 投稿日:2006/11/23(木) 05:05:45
とあるパーティーで、彼女は数人の男達に誘われてトイレでマリファナを吸った。
しかしそれはただのマリファナではなく、意識不明に陥った彼女はその男達にレイプされたのだった。
主人公の男は彼女がレイプされる現場を目にしたものの、
あまりのショックに助けることもせず逃げ去ってしまった。
レイプの後、昏睡状態のまま一人放っておかれた彼女。
「あたしは死んだの。吐いた物が喉に詰まって窒息して・・・」
男は、救急車で運ばれる彼女にとりすがって号泣する自分の姿を想い出す。
気がつくと、男はただ一人ホテルのベッドに横たわっていた。
恋人は既に亡く、ホテルの部屋にやってきた彼女の姿も行為も、
事実を受け入れることのできない男の苦悩が生みだした幻想に過ぎなかったのだ。

個人的には、後味が悪いというよりもひたすら悲しく切ない話だと思った。
伏線も丹念に張られており、よくできた映画だったが、
フェ○シーンが露骨すぎたために酷評されている点が後味悪い。


414 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/23(木) 11:16:44
>>408
そんな話だったんだ
ギャロのドライブシーンに飽きて、途中で見るのやめてしまった…

420 名前:408-410 投稿日:2006/11/23(木) 12:45:33
>>414
うん。映画のほとんどはギャロが陰気な顔して延々ドライブするシーンばかりで、
挿入されるエピソードも訳わからんし飽きるのも無理はない。
でも、最後に恋人が死んでいることがわかると、それらのエピソードにも納得がいくんだ。

例えばタイトルになっているブラウン・バニー。主人公が恋人の実家に行ったとき、
茶色いウサギが飼われているのを見る。彼女の母親は
「これは娘が幼いときからずっと飼っているの」と言うが、その後主人公が
ペットショップに立ち寄り店員にウサギのことを尋ねてみると、
「ウサギはせいぜい5,6年しか生きられない」とのこと。
彼女の母親も娘の死が認められず、ちょっとおかしくなってしまっているらしい。

一回だけでなく繰り返しみると、愛する者を失った人々のどうしようもない喪失感が
淡々と、しかしきめ細かく描かれているのがわかって胸に迫ってくる。
ただし、鬱なときには見ない方がよい。

 

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