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516 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/24(金) 23:26:51
映画「悪い種子」

主人公には八歳の一人娘がいた。とても可愛らしくて礼儀正しい子だが、
我の強いところがあり、学校のペン習字コンクールで一等の金メダルを貰えず、
「あれは私の物だったんだ!!」と床をバンバンと踏み鳴らして悔しがっていた。

ある日遠足の先で、その金メダルを貰った子が水死する。
主人公は戻ってきた娘に「怖ろしかったでしょう」と声をかけるが、
娘はまったく気にしていない様子で、平然と「お腹がすいた」などと言うだけだった。
数日後、主人公の家を教師が訪れ、娘がその死んだ子からメダルを奪おうと追い回していたという話を聞かせる。
彼が死んだ日も、彼が落ちた桟橋のあたりで彼女の姿を見たという者がいるとも・・・。
疑惑は募るが証拠はない。だが、主人公は娘がそのメダルを隠し持っていたのを見つける。
娘は最初は借りただけと見え透いた嘘をついていたが、問い詰められるとすぐに彼を殺したことを認めた。
踵の固い靴で殴って海に突き落とし、這い上がろうとした手を殴りつけたのだと。
主人公は娘に靴を燃やさせたが、この家で働く底意地の悪い男がその燃え残りを見つけてしまう。
タカビーな娘を憎憎しく思っていた男は、靴を警察に渡す、これでお前は電気椅子だと脅すが、
地下室の敷き藁の上で居眠りしている間に火をつけられて閉じ込められ、焼き殺されてしまう。

実は主人公の母親は連続殺人鬼であり、その血が娘にも受け継がれているのだと主人公は確信し、
自分の蒔いた悪い種子は自分で刈り取ろうと、娘に多量の睡眠薬を飲ませ、そして自らも拳銃自殺を図った。

重体となった主人公が入院した病院に、家族や友人たちが集まっていた。
しかしその中には娘の姿も・・・。致死量の睡眠薬を飲まされてはいたが、
拳銃の音を聞いた大家がすぐに駆けつけて発見したため、一命をとりとめたのだ。
出張から帰った父親に連れられて家に戻った娘は、彼女の家の大屋に、
コマドリを貰う約束をしたと話す。大屋が死んだら貰う約束なのだと。
「それはずいぶん先の話だね」
「鳥の寿命は長い?」
「人よりは短いよ」
「明日日光浴の時に大屋さんに聞いてみるわ。屋根の上で日光浴をする約束をしたの」・・・


517 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/24(金) 23:32:39
・・・で終ると後味が悪かったのだが、実は続きがあったり。

主人公は自殺を図る前、メダルは男の子が水死した場所に捨ててきたと娘に話していた。
その夜、雷鳴轟く嵐の中、娘はレインコートを着込んでメダルを拾いに行く。
しかし桟橋の先で屈み込んでメダルを探す娘を稲妻が直撃し、閃光が収まった時には
どこにも娘の姿はなかった。

ちなみに主人公も無事意識を取り戻しますた。


520 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/24(金) 23:58:06
>>517
それってスタッフロールのところで、
母親役の役者に、子役がお尻ペンペンされてるんだよね。
元々は舞台の作品だったからカーテンコールを模してるのと
「これはフィクションですよ~」的な意味があるらしいけど、
急に、いい親子演じられて、そっちの方が後味悪かった。

591 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/26(日) 04:08:53
>>516の「悪い種子」まつざきあけみが漫画にしてたなーと探してみた。
ひねってあったので紹介。

「悪魔の種子」
テレビで「悪い種子」を観ていた妻。
夫に「私たちの瞳ちゃんは顔も心も天使よね」。
瞳は、妻が子を産めぬため迎えた養女(6歳)。

夫婦の家の周りでは不運な事故が続く。
近所の婆さんが池にはまって死んだ。
二月前には隣町の赤ん坊がうつ伏せになって窒息死。
「私は(助かって)運が良かった。私の親は私を殺すつもりで捨てたらしいの。」と瞳。

妻は庭でたくさんの虫のバラバラ死骸を見つける。
近所の腕白の仕業と思いきや、なんと瞳だった。
不気味に思い夫に相談するも、「子供なんてそんなもんだ」と一笑に付される。

近所で母娘が殺される。
「同い年だわかわいそう」と同情する娘。

ある日、妻は金魚を床に落として殺した後水槽に戻す娘を見てしまう。
娘を問い詰めると「苦しそうに泳いでいたから助けたかったの、死ぬとは思わなかった」と娘。
何も分からない6歳児がわざと殺すなんてありえないわ、と妻は思う。

夫が子猫を拾ってきた。抱いて喜ぶ娘。やはりやさしい娘だ、と思う妻。
家で買っていたインコがいなくなる。インコの死骸を発見する娘。
「ミミちゃん(子猫)だったわ、羽根がいっぱい付いていた」と娘は言うが、
子猫にはインコのカゴは届かず、鳥を襲った形跡も無い。
代わりに瞳の爪には血が。やはりインコも金魚もこの娘がわざと!
瞳は不気味だ、施設に帰そう、と夫に訴える妻。
夫は、くだらない映画に影響された発想だ!と取り合わない。


592 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/26(日) 04:09:35
しかし、子猫を池に浸けた後焼却炉に入れる娘を見てしまう妻。
止めると恐ろしい顔で睨み返す娘。
この子の中に!悪魔が棲んでいる!娘を殴リ続ける妻。
現れた夫に、娘は「池に落ちたミミを暖めようと思ったのよ。
私が川の中から拾われた時と同じように助けようと」。
「川?まさか・・・」一気に疑念が湧く妻。
妻は高校時代密かに生んだ子を川に投げ捨てていた。
施設に問うと、川も時期も包んでいたパスタオルも一致した!
瞳は実の子だったのだ!

---近所の婆さん、赤ん坊、母娘は実は妻の仕業だった。
妻は小さいときから生き物を殺す事に快楽を感じていた。
虫に始まり犬猫、やがて人間まで・・・
「このままでは瞳も私同様小動物では飽き足らず人間に殺意が向かうだろう。
そして私の最初の殺人が母殺しだったように、私も殺される!」
悪い芽を摘むべく娘の後ろににそっと手を伸ばす妻。
その時、娘が無邪気に振り回したゴルフクラブが妻の頭を直撃!妻死亡。
「事故だったのだ、瞳のせいじゃないよ・・・」と慰める夫。
傷心の父に抱かれつつ、袖に飛び散った血を眺める内に狂った笑みを浮かべ密かに父を見上げる娘・・・END


593 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/26(日) 06:21:55
結果的に殺人鬼が一人減ったわけで
世界市民にとってはプラマイゼロですね

 

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