この子はいらない

622 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/26(日) 14:27:10
物心がつくかつかないかの時期だから、3歳なるやならずだと思う
夜中にどうしてだか目が覚めて、部屋を出て廊下を歩いていた(多分母親を探していた?)記憶があり、
奥の客間のドアが開いていて中を覗くと、母と父の友人で
いつも家に遊びに来ていたおじさんが変な格好で抱き合っているを見た。
ぶっちゃけエチーの真っ最中だったんだけど、当時はそんな事は全く判らず
「あれ?おじさん来てるんだぁ」程度の感覚だったけど
何となく入ってはいけないオーラ?を感じてそのまま部屋に戻ったが
やはり何気に印象的だったのかずっと覚えていた

それから何年もして、もう小学校の1年生くらいになってから両親との団欒の最中に、
急にあの時の事が思い出されて「前にお母さんと○○のおじさんと抱っこしていたね~ww」
って口走ってしまったら、子ども心にも両親の間に異様な雰囲気がが走るのが判った。
空気が凍る、って正にああいう状態だと思うよ、その後はもう修羅場

父親は「どういう事だ?!」みたいに血相変えて聞いてくるし
母親は「違う!知らない!嘘よ!何言ってるの?!」とわめくし、
私はとんでもない状況に訳が判らず大泣き結局両親はその後離婚して、私は母方の叔母夫婦に引き取られた。
当時の両親は父親が自営業を始めたばかりで、家に殆ど帰ってこず、
お金も入ることから女遊びやなんやかやで、母親を苦しめていたらしく
父親の事業仲間で友人だったその人に、色々相談をしていた時期があって、
いつの間にかややこしい事になったみたい

でも、私が話してしまった時は、父も家に落ち着くようになった時で、
母もおじさんとは何でもなくなっていたので、
あの時に何も言わなかったらあんな事にならなかったのに・・・って今でも後悔している
(おじさんの家庭も騒動が波及して、最後まで家庭内別居だったらしい)
いろんな事も辛かったけど、一番辛かったのは、離婚の時に両親どちらからも
「この子はいらない」と言われた事
(父親からは娘である事さえ疑われ、母親からは鬼っ子扱いされた)

大人になった今は、何となく両親とも当たり障りなく連絡を取ってるけど、
当時を思い出すと両親に対して心底愛せない自分が後味悪い・・両親も同じ気持ちだろうなと思うけどね