リンゴガール(ミドリカワ書房)

526 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/12/09(土) 03:30:16
このスレではお馴染みのミドリカワ書房という歌手の曲(既出だったらごめん)
「リンゴガール」というシングル。

主人公は最近やっと連載を始めたばかりのマンガ家で、
アパートの隣の部屋に住んでる大学生のガールが気になるらしい。
ある日ガールが主人公の部屋に、実家からリンゴが送られてきたからおすそ分け、とやってきた
もう少し若かったらちょっと上がっていきなよと誘えたんだろうなと思いつつ
ガールの可愛さにキュンキュンする主人公
半年後主人公は引っ越すことに
「寂しくなりますね」なんて言いながらガールは引越しを手伝ってくれた
お互い自然に電話番号を教えつつ、主人公は「辛いことがあったら電話しなさい」なんて言う

ここまでなら微笑ましい感じなのだが、後味悪いのはカップリングの曲
「彼は昔の彼ならず」

主人公は二日酔いしつつ夕暮れ時に起きて仕事場のあるマンションへ。
ドアを開けるとアシスタント達がカリカリ原稿をやってる
まずは一服とデスクに座る主人公、すると灰皿の横に一通の手紙が
見覚えのある名前に、どっかのホステスだろうかと封を開ける
「お久しぶりです、もう先生と呼ぶべきですね
 覚えていますか?昔隣に住んでたガールです
 住所が変わったようなのでこちらにお手紙いたします
 あの頃はまさか先生がこんな偉い漫画家さんになってしまうなんて…」
しゃらくせえ、なんなんだこの女はと一笑に付す主人公
アシスタント達に「きちんと働けよ、サボったら承知しねえぞ」と叫んで夜の街へと繰り出していった…

主人公ヒドス…
人間名声を得てしまうとこんなことになるのかと後味悪くなった
この歌手はわざわざ続編作ってまで後味悪い曲作ることで有名だけども…。 


527 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/12/09(土) 04:04:31
>>526
それさあ前に投稿された時も思ったけど、主人公より女の方がどうかと思う。
無名の頃は全然連絡なくて、有名になったとかぎつけたら
引っ越し先まで調べて連絡してくるんだから。
その手合いは周りにわんさかいるだろうし、一笑に付す主人公の気持ちもわかるな。

531 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/12/09(土) 05:10:16
>527
ずっと前に知ってた人が「なんかエラく頑張ってるらしい」って知ったら
単純な懐かしさと応援したい気持ちで挨拶くらいしても別にいいんじゃないかな
女からの手紙に「(付き)合いましょう」とか在ったならあざといけど

特にそんな文がなかったなら「彼の昔は彼ならず」ってのは
何気ない挨拶文だけを鼻で笑うようになった主人公の心の廃れぶりを嘆いてるのかも
仮にも昔トキめいてた相手にそんなさ...あの頃の君はどこいった?みたいな

 

 

リンゴガール
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