ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その61 » 城(諸星大二郎)

50 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/12/16(土) 12:47:42
これが、諸星大二郎の漫画だったらぜひタイトルとのってる単行本を教えてください。

豊田市を遥かに強力にしたような、企業を中心に全てが回るような街の話。

新入社員の青年の初仕事が書類の届け物をすることだった。
最初は簡単な仕事だと思っていたけど、
いろんなとこをたらい回しにされ続けて、ものすごい時間がかかる。

白鳥産業→大原製鉄→両津工業→・・・・・・のように。ものすごいお役所仕事。

毎日朝、自宅のFAXにこの書類は○○産業まで持ってきてくださいと連絡が入り、
もっていくと、ここでは受け取れないから、連絡しておくよと返されて、自宅に帰る。
そしてまた次の日にFAXが届いて、指定された場所に持っていくと
ここでは受け取れないと返される。それが延々続く。

一年たっても二年たっても青年は部署をたらい回しにされ続ける。
なんだこの街はっていらついてた青年も、やがてこんなもんかと思いながら、結婚して子供もできる。
月日は流れて数十年。年老いて定年間際で、病に倒れる。
しかし、書類はまだどこも受け取ってくれない。

そして、とうとう死の直前にFAXが入る。
「本社の重役室で受け取ります」

家族がそれを見て、
「すごいわ、本社の重役室に呼ばれるなんて!!。おじいちゃんすごい」
とか言ってる。しかし、老人は既に死んでいた。

という話。もう十年くらい前に読んだんだけど妙に印象に残っています。
ぜひもう一度読みたい。


52 名前:39 投稿日:2006/12/16(土) 12:55:31
>>50
双葉社『ぼくとフリオと校庭で』所収の「城」。
「世にも奇妙な物語」でドラマ化されているらしいが未確認。

55 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/12/16(土) 12:58:42
>>50
補足すると、最後にFAXを見て老人になった主人公に渡すのが、その息子なんだよね。
で、その息子も主人公と同じ企業に入社するんだ。

この単行本、全体的に後味が悪いのでオススメ。近々、文庫版で再販するらしいよ。

 

ぼくとフリオと校庭で (アクションコミックス)
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