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486 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/25(水) 22:18:08
少女漫画の短編だったか

「イエス・キリストって今だったら堕胎されてるでしょ、されてたらどうなってたわけ?」
Aたちがそんな事を話していたら、Bが泣いてしまった。
Bは大変内気で潔癖で、ちょっとした下ネタでも激しい拒否反応を示す。
なんとなく白けた雰囲気が流れてしまうが、AはBをフォローする。
勝気でしっかりしたお姉さんタイプのAはみんなの人気者で、
特にBは放っておけないタイプなので自分が傍にいてあげなければいけないと思っていた。
AとBとAの彼氏とで仲良く下校する。
彼氏はしっかり者のAが唯一甘えられる存在であり、BもAを介して男子ではAの彼氏とだけ話せた。

翌日Aが登校すると、玄関を入ったところにある巨大な水槽の中が赤く染まっていた。
そして中央には丸っこい巨大ななにかがあった。その形になにかを連想するが思い出せない。
やがてAはその巨大な塊がなにかに気づき悲鳴を上げ、大事件となった。
浮かんでいたのは圧縮された人間の体で、Aの彼氏の死体だった。

AもBも暗いムードでいたところ、目の前に彼氏が現れた。
「父親の姿を借りてあたしも殺しに来たんだわ!」とBは泣き叫ぶ。
彼氏の姿をした幻覚は消える。Aはどういう事なのかと問い詰める。
Bははじめて仲良くできた男の子だからといつしかAの彼氏を愛してしまい、
そして彼氏の方もそれを受け入れてくれたから、Aに内緒で付き合っていたのだった。
だがその末に妊娠してしまい、先日子供を堕胎した。
「なんでそんな犬猫を捨てるみたいな事を自分の子供にできるの」
「犬猫じゃないからこそ簡単に産めなかった 三人の関係を壊したくなかった」
「見えなかっただけでもう壊れてたんじゃない あたしだったらなにがあったって産んだのに」
へらへら笑って堕胎したわけじゃない、あたしだって辛かったとBは言うが、
Aは彼氏に裏切られていた事や、堕胎への嫌悪を抱きながら走り去って行った。

翌日、Bの自宅の風呂場で圧縮された肉塊となったBが発見された。まるで胎児のような形に。
そしてAは自分の体の中で胎動を感じた。
「産めない」「あたしだったら産む」あの会話で試されて選ばれたのだった。
父も母も殺して、それでも産まれてこようとしているのだ、Aはおびえながら腹に手を当てた。


488 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/25(水) 22:45:06
>>486
キリストにやられたって事?

後味悪い
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