ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その72 » 地球最後の日(西岸良平)

106 名前:1/2 投稿日:2007/06/28(木) 03:39:02
西岸良平の漫画「地球最後の日」

主人公は平凡なサラリーマン。
ある日TVを見ていると、突然画面に宇宙人が映り主人公に向かって宣言する。
「我々銀河連盟はロクでもない地球人を見限った。地球を宇宙から抹殺する!」
「ただしチャンスがある。君に超能力を与えるから
地球人代表として1ヶ月以内に地球上の悪をすべて葬り去れ!」
それが出来なければ地球を滅ぼすというのだ。

翌日、主人公は会社を辞め恋人とも別れ、一人孤独に地球の悪を滅ぼすことを誓う。
地球の運命は自分にかかっているのだ、と息巻く主人公。
宇宙人にもらった超能力を使って地球上の兵器をすべて破壊しようか、
それとも自分が世界を支配し悪人を牢獄へぶち込んだ方が早いか、とさまざまに作戦を練った。


107 名前:2/2 投稿日:2007/06/28(木) 03:41:25
ともかく、まずは一度超能力を試してみよう!と思い古ビルに向かって指をさし力を込める。
「キエー!!」
気合むなしく何の反応もない。
的がちょっと大きすぎたか、と次はボロ車に向かって同じように
「アチョー!!」
やはり何も起こらない。
結局なんとマッチ1本動かすほどの力しかないことが分かる。
これでどうしろというのだ!

それでもあきらめずに身近な悪だけでも無くそうと、
街宣車で平和を呼びかけてみたり、
ポイ捨て・立ちション注意までしたりするがそんなもので効果が出る筈もなく…。

約束の一ヶ月が過ぎ、地球上のあらゆる生物は滅んだ。
―end―

短編を集めた単行本のタイトルにもなっている作品で、表紙のあおり文句が
「地球最後の日が近づいている この星を救えるのは…主人公、あなただけ!!」
だったから、当然ヒーローたる主人公が地球を救うのかと思いきや(><)
どこにも救いが無くてなんじゃこりゃー。

 

ロマン劇場地球最後の日 (双葉文庫名作シリーズ)
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